CMパンク（上）を襲撃し、担ぎ上げるドリュー・マッキンタイア（C）WWE

＜WWE：スマックダウン大会＞◇21日（日本時間22日）◇米イリノイ州シカゴ・オールステートアリーナ 　ロウで引退を表明していた元WWEヘビー級王者ドリュー・マッキンタイアがスマックダウンに参戦し、因縁のCMパンクを血祭りにあげた。バックステージにある駐車場のシャッターがあがると、血まみれになったCMパンクの前で仁王立ちした両手が血まみれとなったマッキンタイアが登場。そのままCMパンクを担ぎ上げ、バックスタージを抜けて花道の入場ゲートまで歩き続けた。 　満員で埋まった会場は血だらけでぐったりしたシカゴの英雄の姿に騒然となった。さらにマッキンタイアはCMパンクを放り投げてしまった。慌てて出てきたスマックダウンのニック・オルディスGMに突き飛ばされながら厳重注意を受け、一方のCMパンクは担架の乗せられて救急搬送されていた。 　15日の英スコットランドで開催されたプレミアム・ライブイベント、クラッシュ・アット・ザ・キャッスル大会で、マッキンタイアはWWE世界ヘビー級王者ダミアン・プリーストに挑戦。地元大会での王座奪取に燃えていたものの、サブレフェリーに扮（ふん）したCMパンクにだまされ、股間を蹴られて王座獲得を逃していた。 　17日のロウ大会でマッキンタイアは「こんなところは辞めてやる」と発言し、ロウを離脱していたが、まさかのスマックダウン参戦。この日の大会オープニングに登場していたCMパンクから「あいつ（マッキンタイア）はタマがないから辞めちまったらしいな」とこき下ろされていただけに、怒りは頂点に達していたようだ。