[山口県]“訳ありパン”をクッキーに 宇部・松月堂製パンが商品化 本社には自販機も設置
宇部市今村北の松月堂製パンは、味や品質に問題ないものの市場に出せない“訳ありパン”をクッキーとして商品化した。本社に設置したパンの自動販売機のほか、直営8店舗で販売を始めた。 商品は「パンだったクッキー」。焼きむらや形が悪いなどの理由で販売できないパンを活用。粉状に粉砕し油脂や小麦粉を加えて焼いたもので、さくさくとした食感やパン生地の風味が楽しめる。卵不使用。 味はプレーンとキャラメルの2種類で、今後バリエーションを広げる予定。税込み価格は自動販売機が17枚入り500円、直営店は12枚入り356円。直営店は宇部、下関、下松、萩、北九州の5市にある。 同社広報担当の井上聖子さんは「廃棄ロス削減などにつながるアップサイクルな取り組み。ぜひ協力いただきながらおいしく味わってほしい」と話している。