長岡工・竹部主将が選手宣誓「自分もやりたいと思った。強豪私学を破って上位に進みたい」/新潟
第106回全国高校野球選手権新潟大会(7月5日開幕)の組み合わせ抽選会が21日、新潟市の新潟テルサで行われた。選手宣誓は長岡工の竹部匠眞主将(3年)に決まった。 【一覧】新潟大会の組み合わせ ◇ ◇ ◇ 長岡工・竹部主将は満面の笑みで選手宣誓の大役を受け止めた。「当たると思っていなかったのでうれしい」。6限目の機械設計の授業後、徳田仁部長(58)から告げられると一気に喜びが沸いた。練習の筋トレ開始前にはチームメートから祝福され笑顔。宣誓文には「コロナ禍で高校生活が始まった。感謝の気持ちを込めたい」と力を込めた。 選手宣誓は立候補者の中から抽選で決められる。竹部は今回自ら希望した。きっかけは1年生だった一昨年夏の開会式。「堂々としてかっこよかった。自分もやりたいと思った」と、当時の村上・伊藤佑真主将の言葉と姿が動機になった。 願いがかない、次は目標達成に全力を傾ける。今春の県大会3回戦。中越に1-8の7回コールド負けを喫した。雪辱に向け「夏は強豪私学を破って上位に進みたい」と口元を引き締めた。初戦(2回戦)の十日町戦で始まる夏。宣誓でギアを上げた後、「4番一塁」でグラウンドに立つ。【斎藤慎一郎】 ◆竹部匠真(たけべ・しょうま)2007年(平19)1月31日生まれ、長岡市出身。千手小1年から軟式野球を始め、長岡南中では一塁手で中越地区大会2位。長岡工に進み、1年の秋から4番で一塁手。175センチ、90キロ。右投げ右打ち。