小学生が伝統野菜「赤石紅にんにく」の植え付け 加熱すると甘くなる 糖度は国内トップクラス 来年6月児童が収穫予定
テレビ信州
下伊那郡喬木村で24日、児童が地元の伝統野菜の植え付けを行いました。 児童 「くさい!」「そりゃそうだ」 作業する児童が思わず口にしてしまうほど香り豊かなニンニク。喬木村の喬木第二小学校の児童が植えたのは、地元に伝わる「赤石紅にんにく」です。 「赤石紅にんにく」は、大正時代末期には村で生産されていたと伝わる伝統野菜で、その名の通り、赤紫色の皮が特徴です。加熱すると甘さが引き立ち、その糖度は、国内品種の中でもトップクラスだといいます。 一方で、生産量は年々減少。村は、次の世代に継承するための取り組みを始めています。24日植え付けをした畑も良質なニンニクが収穫できるよう、土壌を分析するなどして準備しました。 児童は、5センチほど開けた穴にニンニク1片を埋め、上からもみ殻をかぶせて作業を終わらせました。 児童は 「植えるのが楽しかったです。」 「植え方を知らなかったから、自分のためにもなるし面白い」 植えたニンニクは来年6月ごろに児童が収穫し、種の保存用に使われるということです。