今年度の業績の見通しについて、増益を見込んでいる県内の企業が前の年の同じ時期と比べて増えていることが、ぶぎん地域経済研究所の調べで分かりました。 　調査は県内の企業535社を対象に、7月19日から8月31日にかけてアンケート方式で行われ、回答率は32．3パーセントでした。 　それによりますと今年度通期の売上高の見込みを「増収」とした企業の割合から「減収」とした企業の割合を引いた数字は、プラス18ポイントとなり、前年度調査のプラス19ポイントから1ポイント下がりました。 　通期の経常利益は「増益」とした企業の割合から「減益」とした企業の割合を引いた数字は、プラス11ポイントで前年度調査の0ポイントから11ポイント上がり、利益の改善が目立つ結果となっています。 　ぶぎん地域経済研究所は「今後、計画通りに増益が確保できれば、2025年度の賃上げ・設備投資の原資になり、支出、生産、所得の好循環が継続する可能性がある」と指摘しています。