「五輪につなげる」 世界フィギュア３連覇の坂本、兵庫県表彰で抱負
今年3月にカナダで開かれた世界フィギュアスケート選手権大会2024で優勝し、女子では56年ぶりとなる3連覇を果たした神戸市出身の坂本花織選手（シスメックス）に22日、兵庫県スポーツ賞特別賞が贈られた。 【写真】女子フリーで演技を終え、感極まった表情を見せる坂本花織 練習拠点のひとつ、尼崎スポーツの森（兵庫県尼崎市）のアイススケートリンクに姿を現した坂本選手は、斎藤元彦知事から表彰状と副賞の丹波焼のつぼを受け取った。 坂本選手は「完璧な演技ではなかったけれど、3連覇は今年しかできないと思って挑んだ。2年後の冬季五輪を見据えてしっかりと練習し、一試合一試合大切にして五輪シーズンにつなげたい」と話した。 シーズン中、週の半分ほどはこのリンクで練習しているといい、合間には近くのスーパー銭湯やユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）にも行ったと明かした。 試合で国内外を移動することも多いが、「おいしいものもあって景色もよくて、帰ってくるといつも神戸でよかったと思う」と地元愛を強調した。（谷辺晃子）
朝日新聞社
