船長から船の仕組みを学ぶ親子連れ＝１５日、屋久島町の宮之浦港

　鹿児島県屋久島町は「海の日」の１５日、町営船「フェリー太陽Ⅱ」の見学会を開いた。宮之浦港に寄港中の約１時間、親子連れ約２０人がコンピューター制御された操舵（そうだ）室に入り、船が動く仕組みなどを学んだ。 【動画】見学会の様子を動画で見る

　海の仕事に関心を持ってもらおうと昨年から始まった。町営船は種子島、屋久島、口永良部島を結ぶ生活路線で、現在の船は２０２１年就航の４代目。子どもたちは汽笛を鳴らしたり、船長と記念写真を撮ったりして楽しんだ。 　宮浦小学校６年の永田千洋さんは「船員の服も操舵室もかっこいい。海の仕事に興味が湧いた」とにっこり。将来、参加者の中から離島の暮らしを守る船員を“うみ”出すきっかけになる？