伝説の石原プロ制作ドラマ作品群「大都会」シリーズ全132話、「西部警察」シリーズ全236話ほかの放送が決定
CS放送局「CSホームドラマチャンネル」が、「大都会」シリーズ全132話、「西部警察」シリーズ全236話、ほか石原プロモーション制作ドラマの放送を決定した。「石原裕次郎生誕90周年記念特別企画」として、2024年2月3日(土)からスタートする。 【写真】男の色気が匂い立つ刑事ドラマの金字塔「西部警察」 ■伝説の石原プロ制作ドラマをCS初放送 「石原裕次郎生誕90周年記念特別企画」として「大都会」シリーズ全話、「西部警察」シリーズ全話、「浮浪雲」など、石原プロモーションが制作したテレビドラマ作品群が、2024年2月3日(土)からCSホームドラマチャンネルで放送されることが決定した。 “昭和の大スター”石原裕次郎が設立した石原プロモーションは、映画「黒部の太陽」をはじめ数々の劇場映画を制作。その後テレビ作品の制作の乗り出し、1976年に“石原プロ テレビ第一回作品”と銘打って「大都会‐闘いの日々‐」などヒット作を次々に送り出す。特に1979年からスタートした「西部警察」は、のちに”刑事ドラマの金字塔“と語り継がれる大ヒット作品となった。 CSホームドラマチャンネルは、2024年が石原裕次郎(1934年生まれ)の生誕90年の節目であることを記念して、石原プロモーションが制作したテレビ作品群を順次放送すると決定。2月は「大都会-闘いの日々-」、「西部警察」、「浮浪雲」、3月以降に「ゴリラ・警視庁捜査第8 班」、「代表取締役刑事」などを予定し、「愛しの刑事」と「生命燃ゆ」はCSでは初放送となる。 いずれも昭和の時代、いまでは実現できない規模と予算で制作されたタイトルばかり。「伝説」とも称される石原プロによる名作たちだ。 ■「大都会‐闘いの日々‐」 メインライター(脚本)に倉本聰を迎え、刑事・ヤクザという個人が警察・暴力団という組織の中で生きていく悲哀と、渡哲也が演じるマル暴担当刑事の黒岩と、その妹との兄妹愛を絡めて描き、刑事を主人公としたドラマではあるものの、むしろ個人の心情を深く掘り下げるとともに、犯罪の裏側に見え隠れする社会の矛盾をも指摘した“人間ドラマ”作品。 石原裕次郎は新聞記者の滝川を演じている。 ■「西部警察」 熱すぎる男たち・大門軍団。警視庁西部警察署捜査課の大門部長刑事(渡哲也)を中心とした“大門軍団”の刑事たちと、それを見守る木暮課長(石原裕次郎)が凶悪犯罪に立ち向かう姿を描くポリスアクション作品。 テレビの枠を超えた派手なアクションシーンやカースタントなどが評判を呼び、1979 年からPART‐II、IIIとシリーズ化され約5年間に亘って全236話放送された。 ■「浮浪雲」 時代劇の常識を破る伝説の名作! 原作は「ビッグコミックオリジナル」ジョージ秋山の代表作「浮浪雲」。脚本は「北の国から」の倉本聰、主演は渡哲也。最終回に雲の義兄役として石原裕次郎も出演。 幕末が舞台であるにもかかわらずアコースティックギターでの弾き語りシーンや、かめがピンク・レディーの「ウォンテッド 指名手配」を口ずさみながら掃除をするシーンやグラタンを食べたり…。 雲が鼻歌で石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」を歌うなど、ユニークな演出が随所に見られ、毎回オープニング前に「このドラマはフィクションであり、時代考証その他かなり大巾にでたらめです」とのテロップを施している。