ライオンポーズをとり映画をアピールした（左から）ＭＡＲＩＡ―Ｅ、松田元太、尾上右近、渡辺謙

　歌舞伎俳優の尾上右近（32）、アイドルグループ「Travis Japan」の松田元太（25）が16日、東京都内で米映画「ライオン・キング：ムファサ」（20日公開）のイベント「超実写プレミアム吹替版ミュージカルプレミア」に参加し、劇中歌の”生歌唱”パフォーマンスを楽しんだ。 ◆始球式・マウンド上で見得を切る尾上右近【写真】 　物語は息子シンバを命がけで守った父ムファサ王の若き日を描く。日本語吹き替え版では、右近がムファサ役、松田が後にスカーとなるタカ役、渡辺謙（65）が冷酷な敵ライオン・キロス役をそれぞれ務めた。 　イベントはミーアキャット・ティモン役のミキ亜生（36）のナレーションでスタート。右近は松田と「ブラザー／君みたいな兄弟」をパワフルに歌った。

「ブラザー／君みたいな兄弟」を歌う尾上右近と松田元太（左）

　右近は「何かを表現するっていうのは自分の何かを削って届けるもんだといつも思っている」とした上で「聴いた方にも元気になっていただけるということを実感しながら楽しめる曲に巡り合えてうれしく思っております」と語った。 　ディズニーファンで特にライオン・キングが好きという松田は今作について「ディズニー史上最強の作品。みなさんの心に響いて大好きになっていただけたらうれしい」。渡辺は劇中の2人の歌唱を「涙を誘うぐらい。吹き替え版で見るべき作品」とべた褒めした。