北陸放送

能登半島地震で甚大な被害を受けた輪島市と珠洲市で、石川県は12日、仮設住宅100戸あまりの建設を始めます。 能登半島地震では県内でこれまでに206人が亡くなり、このうち8人は地震後の体調悪化などによる災害関連死です。また、5つの市と町で52人の安否が依然として分かっていません。 輪島市と珠洲市では未だ住宅への被害の全容を把握できない状況が続いていて、避難者の数も2つの市で全体の約7割に上っています。復旧が急がれる中、被害を受けた住民の住まいを確保するため、県は12日に仮設住宅を着工します。仮設住宅は輪島市の農村ふれあい広場とキリコ会館多目的広場にあわせて50戸、珠洲市のみさき小学校と正院小学校のグラウンドにあわせて65戸が建てられる予定です。は早ければ1か月で完成する見通しです。