静岡まつり閉幕 夜空に手筒花火、幻想的フィナーレ
徳川家康の大御所時代の城下町を再現する第68回静岡まつり(実行委員会主催)が7日、閉幕した。静岡市葵区の駿府城公園では地元の煙火保存会による手筒花火が夜空を彩り、華やかなうたげに幕を閉じた。 家康が約400年前の駿府城で、日本で初めて花火を見たという故事にならった「大御所観覧手筒花火」では、市内外の煙火保存会3団体が共演し、3日間の祭典のフィナーレを飾った。大小さまざまな花火が次々と披露され、観客から歓声が上がった。白やオレンジの火花が夜桜を照らし、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。 最終日も大御所花見行列や夜桜乱舞などが展開され、3日間の来場者数は推計96万人(主催者調べ)だった。
静岡新聞社