祭礼の安全を祈願する出席者

　「飯坂けんか祭り」として知られる福島市飯坂町の八幡神社例大祭は４日から６日まで行われる。安全祈願祭が９月２９日、同神社で催された。 　神社責任役員や各町の大世話人、若連「睦会」の代表者ら約３０人が出席した。斎藤訓朗宮司が神事を行った。舩山広治実行委員長らが玉串をささげ、準備期間も含めた祭礼の安全を祈願した。 　担ぎ屋台を運行する上町、滝の川、若錦、立綱（たちつな）、横町、梍花（さいはな）の６祭典事務所が開設され、祭り本番に向け各町が準備に入った。 ■５日、「祝いまき」　福島交通飯坂線飯坂温泉駅前 　５日の宮入りの順路にあたる福島交通飯坂線飯坂温泉駅前で、横町祭典事務所が午後７時３０分ごろから、恒例の「祝いまき」を実施する。硬貨の入ったおひねりや神社のお守りなどを配る。町内の青葉旅館の宿泊券やタオル、パティスリーサワダのお菓子券、「かどやな　しま」、市内笹谷の「つけ麺　勝」のお食事券などもある。同事務所では１日、祝いまきで振る舞う縁起物を準備した。

祝いまきの準備をする横町の住民ら

（県北版）