『十角館の殺人』に奥智哉、青木崇高、濱田マリら出演 特報映像&ティザービジュアルも
3月22日よりHuluにて独占配信されるHuluオリジナル『十角館の殺人』のキャストとして奥智哉、青木崇高らの出演が発表され、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。 【写真】『十角館の殺人』ティザービジュアル 原作は、2023年10月に発表されたタイム誌が選ぶ「史上最高のミステリー&スリラー本」オールタイム・ベスト100に選出され、ドストエフスキー『罪と罰』、アーサー・コ ナン・ドイル『バスカヴィル家の犬』、スティーヴン・キング『シャイニング』、トマス・ハリス『羊たちの沈黙』などの作家や作品と肩を並べた綾辻行人の同名小説。 監督を務めるのは、『殺人分析班』シリーズ(WOWOW)、『相棒』(テレビ朝日系)などの内片輝。脚本を、『半沢直樹』(TBS系)、『おちょやん』(NHK総合)などの八津弘幸が担当する。以前から親交のあった綾辻へ本作の映像化を打診したという内片監督は、20年間夢見たという映像化プロジェクトの実現をついに果たした。 十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する、角島。1986年、“十角館”を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明のもとに「死んだはずの中村青司」から1通の手紙が届く。江南は調査を進めるなか、島田潔という男と出会い、行動を共にしていく。一方“十角館”では、ミス研の1人が何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」と疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち。孤島である角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる想像を超えた衝撃の結末とは。 江南孝明を演じるのは、本作が初のドラマ主演となる奥。島田潔は、映画『るろうに剣心』シリーズ、『ゴジラ-1.0』、『犯罪都市 NO WAY OUT』などの青木が演じる。 また、江南をいつも気にかけているアパートの大家・松本邦子を濱田マリ、“十角館”で起きた事件の真相を追う刑事であり、島田潔の実の兄・島田修を池田鉄洋、悲惨な事件が起きた青屋敷の元・庭師で、現在は行方不明となっている吉川誠一を前川泰之、中村青司の妻であり青屋敷で謎の死を遂げた中村和枝を河井青葉、行方不明となっている吉川誠一の帰りを本土で待つ妻・吉川政子を草刈民代がそれぞれ演じる。 さらに、中村青司の実の弟であり、島田の友人である中村紅次郎を角田晃広、青屋敷と十角館を設計した天才建築家であり、青屋敷で死亡したとされる中村青司を仲村トオルが演じる。 公開された特報映像は、江南宛に届いた1通の手紙から始まる。それは、かつて青屋敷で起きた事件で亡くなったはずの中村青司から届いた“死者からの手紙”だった……。手紙には、「お前たちが殺した千織は、私の娘だった」という1文のみが書かれている。 江南は、「中村青司は今も生き続けているのでは?」と推理するが、「その謎にはまだ大きな“穴”がある」と答える島田。一方、十角館では、テーブルの上に置かれたタバコと謎の血痕、血が付着した岩を握りしめる謎の人物の手、十角形のマグカップ、そして口紅。原作にも登場し、事件のカギを握る重要なアイテムが、早まる心音とともに矢継ぎ早に映し出されます。そして、江南と島田がたどり着いた先に待つ事件の真相とは。全てを覆す“あの1行”とは一体何なのか。 あわせて公開されたキービジュアルには、天才建築家・中村青司が設計した“十角館”の平面図に、残像のように複数の表情が施された江南孝明、島田潔の2人が描かれている。さらに、“十角館”の各部屋にはノイズで表情が隠されたミステリ研究会メンバーが描かれている。 ■コメント ・奥智哉(江南孝明役) 『十角館の殺人』という世界中のミステリーファンに愛され続けている作品の実写化ということで、とんでもない作品に主演として携わるんだというプレッシャーを感じていましたが、内片監督がクランクイン前から撮影期間中もずっと僕たち役者に寄り添い続けてくださり、そのおかげでなんとか乗り越えることができました。 また、島田役の青木崇高さんからはお芝居だけでなく、人としての在り方についても教えていただき、撮影期間は学び溢れる刺激的な毎日を過ごすことができました。 素敵なキャスト、スタッフみんなで誠心誠意を込めて作った作品になっています。 原作ファンの方々には「どうやって実写化しているのか」を早く見ていただきたいですし、 はじめての方には衝撃の結末を早く味わっていただきたいです。 配信スタートをお楽しみに!! ・青木崇高(島田潔役) 内片監督とはもう10年ものお付き合いで、多くの作品でご一緒しています。 ある現場の立ち話で、「映像化不可能と言いながらどんどん映像化される中、 本当に映像化不可能な作品は果たしてあるのか?」という内容で盛り上がったとき、 監督が挙げたのがこの『十角館の殺人』でした。 時を経て、制作が決定したと聞いたとき、私は耳を疑いました。 いや内片監督、不可能なんでしょ!? と。 原作本を読んでみたら確かに……これは絶対に不可能だ。無理だ。 なぜこの作品を? まさに監督自身がミステリー。 原作を未読の方も既読の方も、「あのシーン」にはシビれるはず! さあ、ナポレオンもびっくりの「十角館の殺人」お楽しみあれ! ・内片輝(監督) この二人、コンビ感が素晴らしい。 同年代キャストの芝居を研究するため出番のない撮影に帯同する奥智哉の大胆さ。それでいて繊細で、撮影中の不安を正直に吐露してくれるときもあった。 何度も一緒の現場を走り抜けてくれている青木崇高には全幅の信頼を寄せていた。島田として完成度高く現場に存在してくれた姿勢には感謝しかない。 このコンビの笑顔は、作品の大事なスパイスであり、メインディッシュでもある。ぜひ注目してほしい。
リアルサウンド編集部