市は戸数確保を優先し設けず…七尾市の仮設住宅に住む被災者が「集会所」の設置を要望 住民の交流の場等に
石川テレビ
住民同士の交流をどう確保するかが課題です。 七尾市の仮設住宅にすむ住民が集会所を設置するよう市に求めました。 「ぜひとも集会所をお願いします」 七尾市に手渡した要望書。 仮設住宅にすむ入居者が「集会所を建ててほしい」と署名を集めたのです。 七尾市中島町(なかじままち)にある仮設住宅。 ここには76世帯、165人が入居しています。 自治会の活動を行ったり住民同士が交流したりするため半数近い36世帯67人の署名が集まりました。 県は仮設住宅の整備方針として、20戸以上の団地には談話室、50戸以上の団地には集会所を設置することを基本としています。 しかし、七尾市の仮設住宅でこうした施設があるところはありません。 その理由として七尾市の茶谷市長は「出来る限り仮設住宅を確保するため集会所を設けなかった」としています。 七尾市によると中島町の仮設住宅は敷地に集会所を建設する余裕があるとしていて、今後、集会所を設置する考えです。 しかし、七尾市では敷地に余裕がない仮設住宅からも集会所などの設置を求める声が上がり始めていて、こうしたニーズにどう対応するかが問われています。
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