11月の「物価高」倒産は54件 2023年の累計589件、前年同期の2.5倍増
【資本金別】1千万円以上が5割
資本金別は、1千万円以上5千万円未満の25件(前年同月比25.0%増)、5千万円以上1億円未満が3件(前年同月ゼロ)。1千万円以上が28件(前年同月比40.0%増)で、「物価高」倒産の半数(構成比51.8%)を占めた。 このほか、1百万円以上5百万円未満が13件(前年同月比18.1%増)、5百万円以上1千万円未満が10件(同42.8%増)など、「物価高」倒産は中堅規模以下の企業が中心となっている。
【地区別】7地区で前年同月を上回る
地区別は、9地区のうち、東北、九州を除く、7地区で前年同月を上回った。 増加率の最大は、中国の前年同月比400.0%増(1→5件)。次いで、北海道の同300.0%増(1→4件)、近畿の同30.0%増(10→13件)と続く。また、前年同月に発生がなかった北陸と四国が各1件だった。 都道府県別の最多は、大阪の9件(前年同月7件)。以下、東京8件(同2件)、北海道(同1件)と埼玉(同1件)、愛知(同2件)が各4件の順。発生なしは、25県(同26県)だった。