美咲特支を災害時の“福祉避難所”に 有志の会が署名活動 「支援が必要な人」ためらいなく避難できるように 沖縄
【沖縄】沖縄市の美咲特別支援学校の「保護者・関係者 有志の会」が、同校の福祉避難所指定などを求める署名活動を実施している。期間は30日まで。同会は地震や津波が発生した際の避難先を想定する。 【進路図】台風13号の最新状況は
現在、中部地区の市町村には知的障がいや発達障がいに限定した公共の福祉避難所がないという。署名活動をするメンバーは「災害が起きた時に支援の必要な人がいるということを分かってほしい」と述べた。 知的障がいなどのある子どもは衝動的な行動や奇声、繰り返しの行動などの特性を持つことがある。トラブルになるリスクなどから、避難所の通常利用に心理的な障壁があるという。 同会は署名の要望事項として、美咲特別支援学校とうるま市に建設予定の特別支援学校を福祉避難所に指定することや、各市町村で知的障がい児が避難できる福祉避難所を設置すること、設置された避難所は在校生、卒業生、知的障がい者とその家族が優先的に避難できるようにする―などを求めている。 福祉避難所の設置の際は、保護者も積極的に運営側に関わるようにするとしている。 同会によると、熊本地震や能登半島地震の際に知的障がいへの理解のなさから、避難所を追い出される事例などもあったという。沖縄で4月にあった津波警報の際も、子の特性から避難所へ行くのをためらった事例もあった。
署名の記入用紙のダウンロードや詳細は「美咲青年教室」のサイトから。
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