福岡県うきは市長選挙、権藤英樹氏が初当選「市民が安心できるまちづくりを行いたい」
福岡県うきは市長選は30日、投開票され、無所属新人で前市議の権藤英樹氏(48)が、ともに無所属新人で元県議の小河誠嗣氏(70)(自民、公明推薦)、日本郵便社員の中島洋次郎氏(43)を破り、初当選を決めた。投票率は48・89%で、過去最低だった2016年(56・10%)を下回った。 【表】福岡県うきは市長選の開票結果
同市吉井町の権藤氏の事務所では、当選が決まると、集まった支持者らから大きな拍手が起こった。権藤氏は「市民が安心できるまちづくりを行いたい」と抱負を語った。
現職が引退を表明。前回は無投票で、8年ぶりの選挙戦となった。権藤氏は、連合福岡での活動を通して築いた人脈の広さや市議の経験をアピール。小中一貫教育の導入検討や休日保育の充実、公共交通網の再整備などを訴え、支持を広げた。
小河氏は基幹産業の農業振興、中島氏は18歳までの医療費無償化などを主張したが、及ばなかった。
▽当日有権者数 2万2965人▽投票者数 1万1227人