投資のきっかけ「貯蓄・老後への不安」が最多。20歳代~70歳代の平均貯蓄額・中央値はいくら?
2024年に新NISAが開始されて、早4ヶ月が経過しようとしています。 新NISAが開始されたことで、投資への関心が以前よりも広まりつつありますが、実際どのくらいの人が投資を行っているのでしょうか。 【写真5枚】調査結果:投資についての考え方、20歳代~70歳代の平均貯蓄額と中央値も《一覧表》でチェック 本記事では、投資の実態調査とともに、投資を始めたきっかけや目的について紹介していきます。 年代別における平均貯蓄額についても紹介しているので、あわせて参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
投資意欲への実態調査《概要》
株式会社GA technologiesは、20歳代~60歳代の男女1271人に「投資意欲およびNISAと不動産投資に対する意欲への実態調査」を実施しています。 調査概要は下記のとおりです。 ・調査期間:2024年3月5日(火)~3月12日(火) ・調査パネル:株式会社GA technologies調べ、株式会社ジャストシステム(Fastask)のアンケートパネルを利用 ・対象:20~60歳代の男女(学生を除く) ・回答者数:1271名 ・調査方法:インターネット調査 ・リリース公開日:2024年3月28日 こちらの調査結果をもとに、投資に対する考え方や投資を始めたきっかけ、投資目的などを見ていきましょう。
回答者の約6割が「投資経験あり」と回答
上記調査の「投資に対するあなたの考えについて、最も近いものは何ですか?」というアンケートに対して、47.8%の人が「現在やっている」と回答しました。 10.7%の人が「やったことはあるが現在はやっていない」と回答しており、約6割の人が「投資経験がある」ことがわかりました。 また、24.9%の人が「投資はやったことないが関心はある」と回答しており、合計で8割以上の人が投資に関する行動をしていたり、関心の度合いが高まっていたりしていることがみてとれます。 ●投資を始めたきっかけの多くが「貯蓄・老後への不安」 株式会社GA technologiesによる「投資を始めたきっかけ」に関するアンケート調査では、57.3%の人が「貯蓄だけでは不安だと思ったため」と回答しています。 次いで多かったのが、45.9%で「老後の資金にするため」であり、将来への不安から投資を始めた人が多いことがわかります。 また、中には「面白そうだと思ったため」「ある程度の貯蓄ができるため」といったポジティブな理由から投資を始めている人もいました。 なお、株式会社GA technologiesの同調査による「投資目的」に関するアンケート調査では、6割以上の人が「資金を増やしたい」と回答しました。 次いで多かったのは、「いざという時のお金の確保」「生活レベルを上げるため」であり、生活の安定や向上を目的にした回答が上位となりました。 物価の高騰や老後への不安感などから、将来のために投資を活用して貯蓄をする人が増えてきていますが、実際のところ「どのくらい貯蓄していれば普通」なのでしょうか。 次章にて、年代別における平均貯蓄額について見ていきましょう。