森且行、自身のドキュメンタリー映画製作に「嘘でしょと思った。まさか全国の映画館で僕の映画をやるとは」
オートレーサー森且行(50)が11日、東京都内でドキュメンタリー映画「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」(穂坂友紀監督、29日公開)の完成披露イベントに登壇した。 約3年間密着し、森の生き方の深奥に迫った作品。アイドルグループ「SMAP」のメンバーとして人気絶頂期の22歳の時に、幼少時からの夢だったオートレーサーに転身。残ったSMAPメンバー5人と「お互い日本一になろう」と約束し、2020年11月3日に24年目にして悲願の日本選手権初優勝を果たす。しかし、わずか82日後、レース中に落車し肋骨(ろっこつ)骨折や肺挫傷などの大けがを負う。「歩けるようになるか分からない」とも言われたが、23年4月6日の復帰戦を奇跡の勝利で飾った。 自身のドキュメンタリー映画製作について、森は「嘘でしょと思った。まさか全国の映画館で僕の映画をやるとは信じ難い。何度も監督には『冗談でしょう』と言ったが、監督は『本気です』と言った」と驚いた様子。 映画について周囲に話したか聞かれると「身内関係には言ったが、オートレーサー仲間にはちょっと恥ずかしくて言えなかった。宣伝を見て後輩とかが『森さん、映画をやるんですか? 誰が森さんを演じるんですか?』と。面倒くさくて『自分が演じています』と言いました」と語り、会場の笑いを誘った。 ◆森且行(もり・かつゆき) 1974年2月19日生まれ、東京都出身。川口オートレース所属。96年SMAPからオートレーサーに転身。97年デビュー戦で勝利。98年に新人王。その後、GⅡ、GⅠを制覇し、川口オートでランキング1位に。20年11月にSG日本選手権で優勝。
中日スポーツ