マーリンズの新CEOジーターはイチロー去就語らず「私の好きな選手の一人」
また、サンセンチネル紙は、「デレク・ジーターはマーリンズのオーナーとしての会見で辛抱強く話をした」という見出しをつけて報道した。 同紙は、ジーターがマッティングリー監督の去就についてもはっきりと語らなかったことを伝えた。そして、「今後の構想については多くを語らなかったが、記者会見に先駆けてファンに対して手紙を送った」ことも報じた。 ジーター氏からファンへの手紙にはこのようなことが書かれていたという。 「私はいかなる予言もしない。しかし、いくつかのことを私は約束する。我々は勝てるカルチャーを作っていく。我々はカルチャーと地域の多様性を尊重していく。そして、我々はマーリンズ球団を信じている。それは一夜にしてできることではない。しかし、我々オーナーシップグループは地域が誇りに思えるチーム作りに集中している」 ニューヨークポスト紙は「デレク・ジーターが再ブランド化を始めた」というタイトルで伝えた。 記事の冒頭にはマーリンズのツイッター公式アカウントに掲載された、ジーターがオフィスの机に座っている画像を掲載。ニューヨークポスト紙もジーターがチーム編成については明らかにしなかったとし、「彼はどのようなことが起こるかについては触れず、チーム再建には時間がかかると強調した。ジャンカルロ・スタントンについてはどのようにするのか。59本塁打を打ったが、彼は巨額の契約をしている」と、まるでスタントンをトレードで放出するつもりがあるのかのように表現した。 ジーターは、「いまはチームのオーナーシップについてすべてを知っているわけではない。僕の得意なことのひとつは、自分が何を知らないかを知っていることだ」と語り、最後まで慎重だったという。 イチローのオプションを行使するのか、マッティングリー監督の去就、主砲スタントンの行方など、ファンが気になるすべては、これから決まるということなのだろうか。