『さらば青春の光』森田がとばっちり…突然解散して利用者大混乱の高級時計シェア会社代表は「幼馴染」
高級腕時計シェアサービス「トケマッチ」が1月末に突然終了を発表し混乱を招いている。運営会社は大阪に本社を置く合同会社「ネオリバース」で1月31日にサービスの終了とともに法人も解散した。 【美容家だったはず...】すごい!広告塔を務める化粧品会社のブースにいた上原多香子を発見撮! 「『トケマッチ』はロレックスなどの高級時計のオーナーと高級時計を借りたい顧客を結びつけるマッチングサービスで、預けたオーナーは月額の預託料を受け取ることができるシステム。ネオリバースはHPで預かった時計について、6ヵ月を目安として返却手配するとしていますが、オーナーたちからは不安の声が上がっています」(全国紙記者) 2月10日時点で少なくとも約730本(計16億円相当)が返却されていないという。SNS上には被害者の会が立ち上げられるなど注目を集めている。さらに、そのとばっちりを受けているのがお笑いコンビ『さらば青春の光』の森田哲矢(42)だ。 森田と同社代表の小湊敬済氏は中学校の同級生。同じ団地に住んでいたという間柄で、’22年には企業経営者向け情報誌『Qualitas』(’22年11月30日掲載)で対談も行っている。 「事前に対談相手を知らされなかった森田が小湊氏に気付き、25年ぶりの再会に驚くというドッキリから始まっています。対談の中で森田は小湊氏の人柄について『人がいいからな』と評しています。小湊氏は情報発信の重要性といったビジネス論を語り、『夢は自社ビルを建てる』と結んでいました」(スポーツ紙記者) 現在、SNSにはいくつかのまとめサイトなどで、この記事のネット配信版がアップされている。森田自身も昨年に情報番組『ラヴィット!』(TBS系)で’57年製ヴィンテージのロレックスを488万円で購入し話題となったが今回はこんな形で再び注目され、とんだドッキリ対談となってしまったようだ。 「トケマッチは情報番組など積極的なメディア戦略で知名度をアップさせました。森田さんとの対談もその一環ですが、人気があるだけに悪目立ちしてしまった。解散1ヵ月前にも時計を預けるようにキャンペーンを行っていたようです。計画倒産の可能性も含め、今後は事件化していく可能性もあり、SNS上には森田さんを心配する声が多く上がっています」(全国紙記者) ネオリバースが加盟する業界団体『シェアリングエコノミー協会』は同社を退会処分にしたと発表。16日までに110件の相談が寄せられ、 「預けていた時計が二次流通として見つかったとの情報や、警察に相談しても被害届の受理まで至らないという内容もいただいておりますので、当協会としても利用者の方々に寄り添い協力してまいります」 としている。その影響は時計業界全体にも打撃を与えている。年商550億(’24年2月現在)を誇る高級時計買取専門事業を展開する『株式会社陽吉グループ』の吉山亨社長はこう語る。 「そもそも、この高級時計をリースするというビジネスモデルを耳にした時、業界では『ビジネスとして成立するの?』という感じでした。最初の頃は200万~300万円くらいの時計リースから始まりましたが、そのうち3000万円のパテック フィリップが出てくるようになった時、『そろそろ危ないよね』という話にはなりました。というのも、もし窃盗を目論む人物がいたら、3000万円の時計がいとも簡単に手元に届くわけです。 リース期間中に売却してもバレるまでのタイムラグがありますから、こんな簡単な方法はありません。我々のような中古買い取り業の場合も、2000万~3000万円の時計をお客様から預かったり郵送で送ってもらいますけど、現物が届いたらすぐに現金を振り込みます。それでも、どうしてもタイムラグが生まれてしまいます。数億円預かることも多く、信用がすごく重要になる業界です。『トケマッチ』の問題は、信頼関係でビジネスが成立する時計業界にとって大打撃です」 メルカリなどのフリマアプリやサイトで高額商品が自由に売買できるようになったことで、今後このような問題はますます起きるだろうと吉山社長は語った。そして、このようにも注意喚起した。 「皆様には、会社情報を必ず見ていただきたいです。登記住所は大きなビルにあるか、資本金は最低でも数千万あるか。顧問弁護士、税理士、社労士はいるか。社員数は多いか、Google検索して実態があるか。取引先銀行にメガバンクがあるか、帝国データバンクの評価など。高額時計を依頼するわけですから企業としての価値をしっかり見定めていただきたいです」 現在、ネオリバースや小湊氏とは連絡が取れない状況だという。本誌はネオリバースに、小湊代表の所在や時計の返却状況について問い合わせたが、期限までに回答はなかった。利用者の元に時計が戻る可能性は果たしてあるのだろうか。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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