ポリゴン、MATICからPOLへの移行を9月4日から開始
レイヤー2ネットワーク、ポリゴン(Polygon)の開発元であるポリゴンラボ(Polygon Labs)は7月17日、MATICトークンを新しいPOLトークンに交換する技術的アップグレードを9月4日から実施すると発表した。 この移行は、昨年「Polygon 2.0」ロードマップで発表されたポリゴンの刷新の一環として行われる。この変更は、2023年7月にコミュニティに最初に提案され、これによりPOLがポリゴンネットワークのすべての主要トークンとなる。 この切り替えは、技術的なアップグレードにより、POLをポリゴンのメインのプルーフ・オブ・ステーク・チェーン(Polygon PoS)のネイティブガスおよびステークトークンとするものだ。アップグレードの次の段階では、POLはAggLayerを含むポリゴンのより広範な集約的ネットワーク内の他のブロックチェーンも保護するようになる。 「POLは、AggLayer自身を含むポリゴンネットワーク内のあらゆるチェーンに価値あるサービスを提供するために使用できる、非常に生産性の高いトークンだ」とポリゴンラボはブログ記事に書いている。 開発チームによると、Polygon PoSチェーン上のMATIC保有者は、このアップグレードのために何もする必要はなく、トークンはPOLに変換される。 ポリゴンのzkEVMロールアップ、中央集権型取引所、またはイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンでMATICを使用しているユーザーは、ポリゴンラボのブログ記事で詳しく説明されているように、さまざまな手順を踏む必要がある。 ネットワークの移行の一環として、ポリゴンは7月17日にテストネットワーク環境でトークンのアップグレードをテストし、POLがメインネットでライブになる前に問題を確認、修正した。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:ポリゴンの共同創業者、サンディープ・ネイルワル(Sandeep Nailwal)氏(左)とミハイロ・ビェリック(Mihailo Bjelic)氏。(Polygon Labs)|原文:Polygon Sets September Date for Migration to POL Token from MATIC
CoinDesk Japan 編集部