「社会にとって女性の活躍は重要」と話す小池知事（ＮＮＡオーストラリア）

　日豪経済委員会は５日、シドニー日本商工会議所などと共催で、日豪両国のビジネス環境に関するイベントをシドニーで開催した。イベントには、東京都とニューサウスウェールズ（ＮＳＷ）州の友好関係締結40周年を機に来豪した小池百合子・東京都知事らも参加。小池知事は子育て環境の充実や女性の社会参画などの持論を展開した。【ＮＮＡオーストラリア編集部】 　小池知事はパネルディスカッションで、東京都が現在、「未来の東京戦略」として、「Children＝子供」「Choju＝長寿」「Community＝居場所」という三つのＣを重視した政策を進めていることを紹介。子育てが楽しいと思える社会や女性が活躍できる社会の実現を訴えた。 　小池知事は「日本では『育休』と呼ばれ、仕事をなおざりにして休むイメージが付きまとう。これを仕事のイメージを持つ『育業』と呼び直すようなマインドセット改革が必要」などと話した。 　また小池知事は今回、シドニーで自動車免許や補助金などのサービスをワンストップで提供する「サービスＮＳＷ」の現場や、水素産業やスタートアップに関連する施策など、先進的な取り組みを視察した。