佐賀駅バスセンターに停車する佐賀市交通局の路線バス

　さがMaaS事業実行委員会が10月1日、佐賀県内の路線バスが24時間乗り放題となるデジタルチケット「SAGA2024路線バスとくとく24H乗車券」を発売した。（佐賀経済新聞） 【写真】スマートフォンアプリ「my route」で販売するデジタルチケット「SAGA2024路線バスとくとく24H乗車券」 　佐賀県と県内の鉄道・バス・タクシー・自動車ディーラー・レンタカー会社など26法人・団体で構成する同委員会。昨年12月、「佐賀県のよりよい移動環境構築」を目的に「さがモビリティラボ」プロジェクトを立ち上げ、今年1月、トヨタファイナンシャルサービス（名古屋市西区）が提供し、電車やバスだけでなく、タクシーやレンタカーなど複数の移動手段を使った経路検索やデジタル乗車券などの購入ができるスマートフォンアプリ「my route（マイルート）」を佐賀県内で導入。複数の交通事業者を組み合わせた乗り放題チケットやクーポンなどの特典を付けたデジタルチケットを販売している。 　今回発売する「SAGA2024路線バスとくとく24H乗車券」は、佐賀県内で開催されている「国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会」に合わせ、路線バスを利用した競技観戦や県内観光しやすいよう発売。「昭和自動車（昭和バス）」「佐賀市交通局」「祐徳自動車（祐徳バス）」「JR九州バス」「西肥バス」「ジョイックスバス」の佐賀県内区間が利用開始から24時間乗り放題となる。価格は、大人＝1,500円、子ども＝750円。佐賀駅バスセンターから唐津・大手口までの片道運賃が1,200円のため、往復するだけでも「元が取れる」計算となる。 　西鉄バス「わかくす号」や昭和バス「からつ号」などの高速バスと市町が運営するコミュニティーバスは対象外。また、この乗車券を利用し、福岡県や長崎県にまたがって運行する路線を県外区間まで乗り越す場合や県外区間から乗り入れる場合は、県外区間の運賃が別途必要となる。 　スマホアプリ「my route」で10月31日まで販売する。