町田が首位に浮上(C)J.LEAGUE

【国内サッカー ニュース】明治安田J1リーグは、3月16日から17日にかけて第4節が開催。変わらず混戦模様の中、昇格組のFC町田ゼルビアが首位に浮上し、無敗のサンフレッチェ広島とセレッソ大阪が上位をキープした。 【北海道コンサドーレ札幌×FC町田ゼルビア｜ハイライト】

第3節を終えた時点ですでに全勝がいなくなり、今年も混戦模様となっているJ1リーグ。そんな状況を表すかのように、第4節で首位に立ったのは昇格組の町田だった。 敵地で北海道コンサドーレ札幌と対決したFC町田ゼルビアは、前半から拮抗した展開の中でも失点を許さずに時間を進めると、後半立ち上がりにオ・セフンの折り返しを中央で藤尾翔太が丁寧に合わせて町田が貴重な先制点を奪った。 これで勢いに乗った町田は、66分にもCKからドレシェヴィッチのゴールで追加点。終盤に札幌に一点を返されたが、このリードを逃げ切って連勝を「3」に伸ばして暫定首位に浮上した。 昇格組ながら堅実なサッカーで首位に立った町田。そんなチームを追うのは広島とC大阪だ。広島は前年度王者のヴィッセル神戸と対戦。90分を通して拮抗した試合が展開されると、一進一退の攻防を繰り広げる中で互いにゴールを仕留め切れず。最後までゴールに迫りながらも、そのまま試合は終了し、スコアレスドローで勝ち点1を分け合う結果となった。 一方、C大阪は敵地でサガン鳥栖と対戦。前節、今季初勝利を手にしたばかりのC大阪は、後半立ち上がりに新助っ人のヴィトール・ブエノのゴールで先制すると、64分には柴山昌也のゴールでリードを広げる。守っては守備陣が最後まで粘り強いディフェンスを続けて無失点のまま試合終了。今季初の連勝で3位に順位を上げた。 そのほか、今節注目を集めたと言えば、FC東京の長友佑都だろう。カタールワールドカップ以来の日本代表招集を受けた長友は、FC東京の一員としてここまで無敗のアビスパ福岡と対戦。迎えた28分、バングーナガンデ佳史扶のグラウンダークロスを長友がボックス内で右足を振り抜き、大きな先制点を奪った。 これでチームに勢いがつくと、32分に荒木遼太郎がゴールを決めて前半のうちに2点差に広げることに成功。後半には長友のクロスをバングーナガンデが沈め、先制点とは逆の形で3点目を奪って突き放した。終盤に1失点を喫したが、そのまま勝利したFC東京が待望の初白星を手にしている。 また、ガンバ大阪はジュビロ磐田を破って無敗をキープ。鹿島アントラーズは近年、苦手としていた川崎フロンターレに勝利して順位を上げている。 ■J1リーグ第4節 結果 福岡 1-3 FC東京 札幌 1-2 町田 神戸 0-0 広島 柏 0-2 名古屋 G大阪 2-1 磐田 鳥栖 0-2 C大阪 東京V 2-2 新潟 京都 2-3 横浜FM 鹿島 2-1 川崎F 湘南 4-4 浦和