<高橋一生>「ブラック・ジャック」で子役を泣かせる 「ごめんなさい!と思いながら」手応え感じた瞬間
◇「ブラック・ジャック」今後も演じたい?
ブラック・ジャックの役作りについては「ファンの方が感じているブラック・ジャック像を平均化して落とし込みつつ、かつ自分の考えるブラック・ジャック像をどう混ぜられるのかずっと考えていました」と話す。
出来映えについては「まだ完成した映像を見られておらず(取材は5月中旬)何とも言えないのですが、冒頭に子供を助けるシーンがあり、その子役の方が怖がって泣いていたと、聞いたんです。ごめんなさい!と思いながらも、思い描いていた人物像が多少なりとも表現できているのではないかと手応えを感じました」と、小学生の頃の自分が感じたブラック・ジャックの「怖さ」を体現できたと語った。
今回一夜限りのドラマとなるが、「岸辺露伴」のように今後も演じ続けていきたいかを尋ねると「『岸辺露伴』のときもそうでしたが、僕はいつも“次”があるかどうかは考えないようにしています。関係者の皆さんがやりたいと言えば応えますし、その話題がなければないんだなぁと。そこにあまり一喜一憂したくないんです」と笑う。
「ただ俳優は、たとえば『寅さん』のような長く続けられる役があると、どんどん(役を)面白くしていけるんじゃないかなとは思っています。『ブラック・ジャック』も僕にとって、そんな代表作になったらいいなとは思いますが、割とそこはフラットな心境でいます」
テレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」は、原作の有名エピソードを凝縮して描く。ブラック・ジャックの助手ピノコ役で子役の永尾柚乃ちゃん、ブラック・ジャックのライバル・キリコ役で石橋静河さん、奇病「獅子面病」患者役の松本まりかさんのほか、井之脇海さん、山中崇さん、山内圭哉さん、味方良介さん、早乙女太一さん、千葉哲也さん、玉置孝匡さん、宇野祥平さん、竹原ピストルさん、奥田瑛二さん、橋爪功さんが出演。
脚本は、連続ドラマ「JIN -仁-」「義母と娘のブルース」(共にTBS系)、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ごちそうさん」、2025年放送予定のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」などの森下佳子さんが手掛ける。