ジャニーズ性被害者へ「お前が潰した。責任取れ」止まらない誹謗中傷に「SMILE社の無策ぶり」
『ジャニーズ性加害問題当事者の会』の現メンバー、元メンバーに対する誹謗中傷が激しさを増している――。 【秘蔵写真】貴重すぎる……「ご近所トラブル」報道も飛び出した東山紀之と木村佳乃“ラブラブ”ツーショット姿 『忍者』の元メンバーで、故ジャニー喜多川氏の性被害を告発した志賀泰伸氏は11月4日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、中傷者に刑事告訴で応じることを明らかにした。同氏は前日3日にユーチューブ動画『街録ch~あなたの人生、教えてください~』で、忍者脱退の理由が当時交際した女性の妊娠であったことや、ジャニー氏に対する積年の恨みをブチ撒けていた。 動画公開後、志賀氏の元には相当数の誹謗中傷が寄せられたようで 「すみません。理由の分からないコメントは止めてね。すみません。そのような方はブロックいたします」 と通告。続けて 「ひとつだけ。覚悟しときやー」 「全ての証拠抑えました。既に、県警はいってます」 「二本樹、飯田、志賀、まずはここからいく。刑事訴訟ね。罪を償いなさい。絶対に許さないから。誹謗中傷。ジャニー、メリーと一緒だね」 などと投稿した。 誹謗中傷をめぐっては、当事者の会の代表・平本淳也氏が先月10日、名誉毀損容疑で神奈川県警に告訴状を提出、受理されている。 志賀氏が名前を出した『Kis-My-Ft2』の元メンバーの飯田恭平氏も先月28日、Xで 《私を侮辱するような程度の低いコメントが湧いてきていますが、発言の意図もわからない、信じたい事だけを信じる盲目的で視野の狭い者の言うことは残念ながら、何も響きませんよ》 と投稿した。 「志賀氏は方向性の違いから当事者の会を先月上旬に脱退し、旧ジャニーズ事務所に対し強硬路線を敷いている。飯田氏も当事者の会を辞め、志賀氏と行動をともに。急進派にはジャニーズファンから『おまえが事務所を潰した』『責任を取れ』などの攻撃が特に多い」(スポーツ紙記者) 飯田氏においては、キスマイとしてメジャーデビューしていないのに、報道のたびに「元キスマイ」と呼ばれることを、現役のキスマイファンが快く思っていない。同氏には家族もおり、身内に危害を及ぼすような“脅し文句”には断固たる措置を取る必要がある。 「ほかにも当事者の会メンバーの自宅に謎の小包や、宛先人不明の手紙が届くこともあるようだ。ネット上では彼らの個人情報がまとめられているページもある」(同・スポーツ紙記者) こうした状況に、性被害者の補償業務を行う『SMILE-UP.』はというと、通り一遍の対応に終始している印象だ。 社長の東山紀之は、9月7日の記者会見の冒頭で 「被害者への誹謗中傷は止めていただきたい」 「被害者の方と敵対しているわけではない」 と強調していたが……。 「会見で言及したのは良かったが、裏を返せばそれだけ。会見後もバッシングはエスカレートしている。被害者への中傷対策も本来ならば、SMILE社が本腰を入れてやるべき問題だ」 そう語るのは当事者の会に近い芸能プロ関係者。同会副代表の石丸志門氏が動画で活動目的について 「お金目当てです!」 と発言したり、旧ジャニーズ事務所に申し立てた 「新会社の利益も補償に充てるべき」 などの要望書が世間に不評だった部分はある。それによって批判がヒートアップしたことは、ある意味“自爆”なのかもしれないが……。 「それでもSMILE社は中傷対策に乗り出さなければならない。それをひっくるめての補償でしょう。当事者の会に批判の矛先が向くことは、SMILE社にとって“しめしめ”なのかもしれないが、それでは無責任です。 SMILE社は被害者の心のケアまで付き合わなければならないはず。それなのに、あまりに“無策”過ぎますよ」(前出・芸能プロ関係者) 現在、当事者の会は岸田文雄首相との直接面談を求めているという。支持率低下した今なら、実現する可能性もゼロではない。 国家レベルでこの問題を扱うことになれば、誹謗中傷も少しは和らぐかもしれない――。
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