巨人・秋広優人がモンテスの劇的同点3ラン演出 72日ぶり1軍復帰、オール直球勝負12球粘って四球選ぶ
◇セ・リーグ 巨人3―4ヤクルト(2024年9月3日 京セラD) 巨人の秋広優人内野手(21)が3日、2カ月半ぶりに出場選手登録され、同日のヤクルト戦(京セラD)で代打に登場。12球粘った末に四球を選んで出塁し、モンテスの劇的な同点3ランを呼び込んだ。 【写真】<ヤ・巨>バットを手にする秋広と浅野 0―3で迎えた9回、1死走者なしの場面で代打に登場。この回から登板した相手4番手右腕・小沢は延々と直球を投げ続けたが、秋広はしつこくファウルして粘り、結局、オール直球勝負の12球目を見切って四球で出塁した。 続く丸は初球を二塁打して1死二、三塁。浅野は倒れて2死となったが、3番・モンテスに出場27試合96打席目で飛び出した待望の来日1号が劇的な同点3ランとなった。 直後の延長10回に守護神・大勢が15試合ぶり失点を喫して敗れたが、バットを寝かせる新フォームで1軍復帰を果たし、粘って粘ってチームに貢献した秋広にとっても大きな打席となった。 秋広は昨季121試合に出場して打率.273、10本塁打、41打点とプロ3年目でブレーク。だが、開幕1軍を逃した今季は5月7日に初めて出場選手登録されるも7試合に出場して打率.211(19打数4安打)、0本塁打、0打点で5月20日に登録抹消となった。 6月2日には再登録されたが、6月23日は再び抹消。この日はそれ以来72日ぶり、今季3度目の1軍昇格だった。