今年で400年の節目 福島県会津坂下町で「奇祭大俵引き」 福求め活気あふれる
福島県の会津坂下町役場前で14日に行われた「坂下初市 奇祭大俵引き」には町内外から大勢の観客が訪れ、400年の節目を迎えた新春の伝統行事を楽しんだ。 会津坂下安兵衛太鼓による勇壮な俵太鼓演奏が会場を盛り上げた後、子どもたちによる「小俵引き」が行われた。約80人が紅白に分かれ、高さ1・5メートル、長さ2・2メートル、重さ1トンの俵を引き合い、紅が勝利した。 大俵引きは約120人が参加し、熱戦の末に西が勝利した。開催400年を記念した「400人大俵引き」には多くの来場者が加わり、力いっぱい俵を引いた。 鏡開きや福餅つきに続いて、「福豆俵まき」が繰り広げられた。古川庄平町長らが町役場の特設やぐらの上から400個の福豆俵をまいた。町民や観光客らが幸運をつかもうと懸命に手を伸ばしていた。露店も並び、縁起物などを買い求める人らでにぎわっていた。 「坂下初市 奇祭大俵引き」は町観光物産協会の主催、初市実行委員会の主管で行われた。
(会津版)