別府ひき逃げ事件から2年 重要指名手配“現在の風貌”は?新たに6枚の似顔絵公開【バンキシャ!】
日テレNEWS NNN
大分県別府市で大学生2人が死傷したひき逃げ事件から2年。重要指名手配されている27歳の男の似顔絵6枚が新たに公開されました。その似顔絵について、専門家が指摘したポイントに注目。捜査の狙いは?容疑者の情報提供につなげられるか――。【バンキシャ!】 *** これは、事件の瞬間を捉えた防犯カメラの映像。2022年6月29日、大分県別府市の交差点で、止まっていた2台のバイクに車が追突。当時19歳の大学生1人が亡くなった。 車を運転していていたのは、重要指名手配されている八田與一容疑者27歳。事件直後に現場から逃走し、2年たった今も行方はわからないままだ。 八田容疑者(大分県警提供の動画) 「きれいだね…沖縄みたいだね」 29日、東京都内で配られていたチラシには、八田容疑者の顔写真や似顔絵が。 実はこの似顔絵。28日、大分県警が、事件から2年となるのを前に新たに公開したものだ。全部で6枚。逃走から2年たった“現在の風貌”を想像したといい、髭が生えているものや、眼鏡をかけているものも。そしてなぜか髪形はすべて長髪だ。 バンキシャ!は、元似顔絵捜査官を取材。“2年後の八田容疑者”、その狙いを聞いた――。 バンキシャ 「長髪の6枚ですが、どういう狙いがあると思いますか?」 元 似顔絵捜査官 犬塚 徹也さん 「角刈りがあったり、坊主頭があったり、金髪にしてみたりとか(髪形を)散りばめちゃうと印象がぶれるんですよね」 髪形によって顔の印象が変わらないように、髪の長さを統一している可能性があるという。では、似顔絵捜査官がこだわるのはどの部分なのか? 元 似顔絵捜査官 犬塚 徹也さん 「やっぱり目つきでしょうかね…それとか口なんかも、唇の厚みは変えられるかもしれませんけど、(口の)横幅とかは整形では変えないでしょうから」 特徴的な部分を、6枚に共通させることで、より強い印象を与えられるという。 バンキシャ 「言われてみれば眉毛の形、目つき、口の横幅は全部一緒ですよね」 元 似顔絵捜査官 犬塚 徹也さん 「変えようがないので、このへんは。すべては印象なので、印象がなにか残ればそれは成功だと思います」 29日、別府市の事件現場には…亡くなった大学生の友人たちが。 亡くなった大学生の友人 「なんとしても早く捕まえたいですし、憎しみが顔を見るたびに増えたかなと思います」 *6月30日放送『真相報道バンキシャ!』より