魚豊原作の「ひゃくえむ。」アニメ映画化が決定、100m走の“最速”に挑む者たち描く
「チ。―地球の運動について―」などで知られるマンガ家・魚豊の連載デビュー作「ひゃくえむ。」が劇場長編アニメーション化されることが明らかに。2025年に全国で公開される。 【画像】「ひゃくえむ。」新装版(上)の書影。 (c)魚豊・講談社(他2件) 陸上競技・100m走の世界で最速に挑む男たちの栄光と挫折が描かれる本作は、ポニーキャニオン、TBSテレビ、アスミック・エースの共同製作にて長編アニメ化される。監督を務めるのは、アニメ映画「音楽」で知られる岩井澤健治。キャラクターデザイン・作画監督は小嶋慶祐、アニメーション制作はロックンロール・マウンテンが担う。 今回の発表に際し、魚豊が描き下ろした特別イラストが到着した。魚豊は「『距離』に翻弄された登場人物達は、漫画とは違った映画という『時間』を通して、どのような『速さ』を出力するのか。私も鑑賞者の1人としてワクワクドキドキ、出走を待望しております」、岩井澤は「“走る”とはシンプルだからこそ、表現することの難しさを日々感じつつ辿り着いたイメージを形にしていっています。アニメーション制作は地道ですが、一歩一歩踏みしめながら進んでいますので、完成まで今しばらくお待ちいただければ幸いです」とそれぞれコメントする。 なお「ひゃくえむ。」は、世界最大規模のアニメーション映画祭として知られるアヌシー国際アニメーション映画祭2024の「Work in Progress」部門への選出が決定。現地時間6月11日には岩井澤らが登壇し、現在制作中である本作のプレゼンテーションを行う。 ■ 魚豊 コメント この作品をこの制作陣でアニメ化していただけることを、心から嬉しく思います。 「距離」に翻弄された登場人物達は、漫画とは違った映画という「時間」を通して、どのような「速さ」を出力するのか。 私も鑑賞者の1人としてワクワクドキドキ、出走を待望しております。 ■ 岩井澤健治 コメント 「ひゃくえむ。」を映画化できること、大変光栄に思います! “走る”とはシンプルだからこそ、表現することの難しさを日々感じつつ辿り着いたイメージを形にしていっています。 アニメーション制作は地道ですが、一歩一歩踏みしめながら進んでいますので、完成まで今しばらくお待ちいただければ幸いです。 (c)魚豊・講談社/「ひゃくえむ。」製作委員会