岸田首相“正念場”…対応協議へ 自民党・安倍派、二階派事務所に強制捜査
日テレNEWS NNN
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部は19日、安倍派と二階派の事務所に強制捜査に入りました。特捜部の強制捜査を受け、自民党や政府の対応について自民党本部前から中継です。 ◇ 強制捜査を受けた安倍派と二階派の事務所は党本部と目と鼻の先にあり、自民党はかつてない緊張感に包まれています。 岸田首相「党としても強い危機感をもって、国民の信頼回復につとめなければならない」 岸田首相は、二階派の閣僚である小泉法相と自見地方創生相について、「引き続き職責を果たしてほしい」と続投させる考えを示しました。 自民党・安倍派 高木事務総長「本当に申し訳ないというふうに思います。これから捜査に誠実に協力をさせていただき、しっかりと対応していきたいというふうに思っております」 また、19日午後には岸田首相、麻生副総裁、茂木幹事長の3人が対応を協議しました。 岸田首相は、再発防止に向け政治資金規正法の改正も含めた検討を進めていて、22日には事実上更迭された安倍派の萩生田政調会長と高木国対委員長の後任人事を行う考えです。 ただ、首相の側近議員も「日々、目先をなんとか乗り切るしかない」と語るなど、政権の求心力は低下していて、一日一日が正念場の厳しい状況が続きます。 一方、安倍派内では「裏金作りは派閥主導というシナリオにし、最後は亡くなった安倍元首相や細田前議長に責任を押しつけたい」といった声も出ています。