2位を争うオーストラリアとドロー、サウジFWはどう評価?「勝ち点3が欲しかったけど…」
FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第5節が14日に行われ、サウジアラビア代表はオーストラリア代表と0-0で引き分けた。試合後、FWサレー・アル・シェフリ(アル・イテハド)が『BeIN Sports』を通してコメントを発した。 試合は立ち上がりの12分、オーストラリア代表のロングフィードに対して抜け出したFWミッチェル・デューク(FC町田ゼルビア/日本)が、飛び出してきたGKアーメド・アル・カッサル(アル・カーディシーヤ)と交錯し、PKが与えられる。しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、倒された位置がペナルティエリアの外と判定され、フリーキックへ変更される。このままスコアレスで時計の針が進むと、後半アディショナルタイムにはDFスルタン・アル・ガナム(アル・ナスル)の放ったミドルシュートがゴールネットを揺らしたものの、ここはオフサイドポジションにいたDFアリ・アル・ブライヒ(アル・ヒラル)がプレーに関与したとみなされ、ゴールは認められず。試合はスコアレスドローで終わった。 両者勝ち点「1」を分け合う結果となったが、グループCの首位に立つ日本代表とは、これで勝ち点が「4」離れたこととなる。日本代表が15日に控えたインドネシア代表との一戦を勝利した場合、勝ち点差は「7」まで広がるため、両者としては手痛いドローとなった。 試合後、アル・シェフリは「僕らが目指していたのは紛れもなく勝ち点3だった」と前置きしつつも、「最後の数分間でゴールの取り消し等があったけれども、決して悲観すべき試合ではなかったと思う。残念ながら今日は勝てなかったが、オーストラリア代表とのドローは悪いものではない。次の試合に集中すべきだ」と主張。2位以内でFIFAワールドカップ26の出場権を手にできることを考えると、“ライバル”でもあるオーストラリア代表から勝ち点を削ったことを評価すべきかもしれない。 また、サウジアラビア代表は10月24日付でロベルト・マンチーニ前監督との契約を解除し、同27日にはFIFAワールドカップカタール2022で指揮を執ったエルヴェ・ルナール監督を再び迎え入れることを発表。ルナール監督にとっては、オーストラリア代表戦が“2次政権”における初陣となったが、同監督とともにカタールW杯を戦ったこともあるアル・シェフリは、次のように新監督の影響力を明かした。 「正直に言うと、彼が戻ってきて、共にトレーニングをした初日から、多くの違いがあった。僕は自分たちのスタイルを取り戻し、代表チームの選手たち誰もが知っているサッカーでプレーするようになったんだ」 オーストラリア代表戦の結果を踏まえ、サウジアラビア代表の成績はここまで1勝3分1敗に。次節は19日に行われ、サウジアラビア代表は敵地でインドネシア代表と対戦する。
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