「医療向上を」救急車1台寄贈 二戸の「オノデラサイン」
二戸市の製造業「オノデラサイン」(小野寺久治社長)は9日、地域の救急医療に役立ててほしいと、二戸消防本部へ寄贈する高規格救急車1台(2500万円相当)の目録を贈った。 車両は寒冷地仕様の四輪駆動車で、来年7月に完成し、二戸消防署に配備される予定。車内の傷病者のプライバシーを保護するため、後部の透明ガラスを一瞬の操作により、曇りガラスへ切り替えられる最新機能も付いている。 同社は今年で創業25周年を迎えたのを機に、老朽化した現車両の更新時期に合わせて、より安全な救急活動に活用してほしいと寄贈した。2016年にも消防業務連絡用の軽ワゴン車1台を贈っている。 小野寺社長は二戸消防本部を訪れ、二戸地区広域行政事務組合管理者の藤原淳二戸市長に目録を贈呈。「これまで会社を続けられたのは地域の皆さんのおかげだ。感謝の思いを込め、車両が医療向上につながるよう願って寄贈する」とあいさつした。 藤原市長は「安全安心な地域づくりのため、大切に使わせていただく」と謝辞を述べた。
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