コスパ最強ボールはどれ? 1ダース3960円以下で買える22モデルをプロが試打!
ボールは消耗品。ツアーボールがトータルパフォーマンスに優れていると分かっていても、池ポチャ、ロストですぐ消えていくボールに1ダース7000円も払えない。安くていいボールはないものか……。2024年11月19日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、量販店で売られているボールを買って打ち比べ、コスパに優れたボールを探している。「みんゴル」でもその一部を紹介しよう。
試打者:西田幸一プロ 福岡県出身。専修大学卒業後、大利根CCの研修生に。2016年プロテストに合格。ツアーに挑戦する傍ら、現在は東京都茅場町にある「Gスタジオ茅場町」でレッスン活動も行う。
計測方法 弾道計測器には「トラックマン」を使用。西田プロがドライバーHS46m/s相当でドライバー、7I、52度で 50ヤードのアプローチ、パターで各ボールを試打。5球中ベストとワーストを除く3球の平均値で比較した。
ツアープロも納得する激安ボールはあるのか!?
「プロがボールに求めているのは飛距離やスピン性能だけではなく、毎回同じ性能が発揮できる“均一性”。高性能なボールにするためには高価な素材が使われコアも複雑で、検品も徹底して行われます。そのため、どうしても価格が高くなってしまいます。それに対して廉価版ボールはコアの構造が単純で、カバーもアイオノマーなど安い素材が使われています。アイオノマーは耐久性が高く、硬くて弾性に優れた素材です。だから少し前までは廉価版ボールといえば飛びに特化した“ディスタンス系”がほとんどでした」と西田プロ。 しかし、最近はディスタンス系でも飛距離性能だけではないボールも増えてきているという。 「『ディスタンス』と書かれていても、ウェッジでスピンが入るボールもあるし、『ソフト』でもドライバーで打つと弾き感があるものもあるので、実際に打ってみないとわからない。でもボールの試打って、普通の人はなかなかできませんよね? そこで、皆さんの代わりに打ち比べてみました」(西田)