コスパ最強ボールはどれ? 1ダース3960円以下で買える22モデルをプロが試打!
・本間ゴルフ「D1スピードモンスター」 3ピース/アイオノマーカバー カバー/高耐久アイオノマーカバー、ミッド/メタルミックスレイヤー、コア/モンスターコア、ディンプル/368ディンプル、価格/3960円(ヴィクトリアゴルフ) スピン量低減を実現した新配合のコアに、初速を向上させる高反発レイヤー、高耐久カバーを使用。
・本間ゴルフ「D1スピン」 2ピース/ウレタンカバー カバー/高耐久ウレタンカバー、コア/RBコア、ディンプル/360ディンプル、価格/3960円(ヴィクトリアゴルフ) カバーにはウレタンを使用。RBコ アとともにドライバーでは低スピ ンで飛距離に、ショートゲームではコントロール性に優れる。
コアが軟らかいボールはHSが遅いほうが飛ぶ!
ヘッドスピード46m/s前後で打ち比べてもらったが、想像していた“ディスタンス系”の打感と違うものもあったと西田プロ。 「最初は弾き感が強く、高反発なものがほとんどかなと思っていましたが、全体的に打感が軟らかいものが多かった。キャロウェイなんかは『ホントに飛び系?』と思うほど、もっちりした打感でした。でもコアが軟らかいボールはヘッドスピードが速いと潰れすぎて飛ばない。逆に言えば、ヘッドスピードが遅くてもコアを潰せるので飛距離は伸びると思います」(西田) そこでヘッドスピード41m/s前後で打ちなおしてもらうと、順位を大きく下げたり、逆に順位を大きく上げたボールが出てきた。 「『ソフトディスタンス』や『エクストラディスタンス』は幅広いヘッドスピードに対応していて、ヘッドスピードが遅くても速くても飛ばせてすごくバランスがいいと思いました。『ベロシティ』は硬めなので、ヘッドスピードがある程度あったほうが飛ばせ、『ソフト』系はコアが軟らかいので、ヘッドスピードが遅めのほうが、飛距離性能を生かし切れるでしょう。
それぞれのボールでターゲットやコンセプトがはっきりしていて、ツアーボールより尖っているというか、あえてターゲットを狭くすることで、合う人はものすごい恩恵を受けられる。もし自分に合ったボールが見つかれば、ビックリするくらい飛距離を伸ばせるボールもあると思います」(西田) ------------------------------------------------ ・キャロウェイのスーパー ソフトマックスはヘッドスピード41m/sだとかなり飛ぶ 「スーパーソフトマックス」はヘッドスピード46だと18位だが、41だと3位にジャンプアップするなど、HSによって順位に差ができる結果に。 「廉価版のボールも、ちゃんとターゲットを絞ってしっかり作っているんだと思いました。それぞれのボールに個性があって、ターゲットがはっきりしています」(西田) PHOTO/Tomoya Nomura、Akira Kato ※週刊ゴルフダイジェスト2024年11月19日号「飛ぶだけじゃない 上がる、止まる……コスパ最強ボールを探せ!」より一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト