石岡一センバツ初出場 第2部 選手・スタッフ紹介/9 飯塚大翔捕手(1年)/岡崎黎人投手(1年) /茨城
<第91回選抜高校野球> ◇投手との意思疎通、重視 飯塚大翔捕手(1年) 野球を始めた小学2年からマスクをかぶる。昨秋の公式戦ではベンチ入りしたが、出場機会は無かった。「自分の練習不足」と春からの巻き返しを誓い、練習に励んでいる。 いつも心掛けているのは投手とのコミュニケーションだ。「配球の引き出しを多くするため投手の気持ちを知りたい」。ブルペンだけでなく、紅白戦などでも投手に話しかける時間を多めにつくるという。「お互いに気持ちを一つにしなければいけない」と意思疎通を重視している。 また、「野球の知識を広げたい」と、時間を見つけてはプロの世界で名捕手として名前を残した野村克也さん(元ヤクルト監督)や谷繁元信さん(元中日監督)らの著作を丹念に読む。「プロで活躍した捕手も投手との関係を重視している。改めて会話の大切さを知った」と話す。 正捕手の座を射止めようと、愚直にひたむきに努力を重ねる。 ◇ ◇いいつか・だいと 小美玉市立玉里中出身。170センチ、65キロ。右投げ右打ち。 ◇昨夏に転向、最善尽くす 岡崎黎人投手(1年) 友部シニア(笠間市)でプレーしていた中学時代は陸上部にも所属。走り高跳びで中央地区大会にも出場した。野球は高校1年の夏ごろ、内野手から投手に転向した。投手経験が浅いこともあり「マウンドさばきが苦手」と課題を口にする。 弱点を補うべく投手としての教えを請うのが父謙信さん(46)だ。謙信さんは常総学院高時代に夏の甲子園を経験し、国学院大に進学。その後は社会人野球の強豪・日立製作所の投手として都市対抗に出場するなど、活躍してきた。 そんな父に自身の投球映像を見せながら助言を求める。「自分が甲子園で投げる姿を父に見せたい」と語り、将来の夢の一つに「社会人野球」を挙げるほど尊敬する存在だ。 昨秋の公式戦は登板機会が無かったが、「監督からいきなり『いけ』と言われても、いつでも投げられる準備をしたい」。甲子園のマウンドに立つため、最善を尽くす。 ◇ ◇おかざき・れいと ひたちなか市立佐野中出身。175センチ、66キロ。右投げ右打ち。 =つづく