落選組からデビューへ…秋元康総合プロデュース“Rain Tree”「焦りと苦しみの1年、胸を張ってアイドルと言えるように」
本当に残ってよかった
――ミランさんはご両親に相談していたとのことですが、やめたい気持ちもあったのでしょうか。 ミラン 正直ありました。私たちのオーディションはグループ審査だったんですけど、合宿審査で落ちた子たちが、他のグループに入ってライブをしているのを見ていたので、自分だけ置いていかれている気がして焦ってしまって…。それで「ここに残ってよかったのかな」と思ってしまうときもありました。でも、今は本当に残ってよかったと思います。これからもこのグループに残って、選んで正解だったと思えるようになりたいです。 ――最後に、今後はどのような心持ちでアイドルとして活動していきたいか教えてください。 タマ これからは、胸を張ってアイドルと言えるようになっていくと思います。秋元先生がプロデュースされている他のグループに比べたらまだファンは少ないですし、厳しい意見もあると思いますが、まずは目の前に来てくださったファンの方々を幸せにして、その輪をどんどん広げていって、いつか大きな場所でファンの皆さんとすてきな景色を見たいと思います。 ミラン 私は、小学生から中学生にかけてアイドルを好きになったことで、たくさん救われてきました。今は、私自身がアイドルになれたので、私のように悩んでいる人たちに、元気や勇気を与えられるような、大きなアイドルになりたいです。 リー もともと、雨や水が好きで。高校の帰り道に1人で木登りに行くくらい木も好きなんです。水は雨や雪にもなるし、体にも水が多く含まれていて、木は大地に根を張って私たちと一緒にいます。今後は、いろいろな想いをしてきた私たちだからこそ、水や木のようにすごく近い存在として、誰かの心に寄り添いたいです。辛い時やうれしい時、悲しい時、誰かに「一緒にいるよ」って救いの手を差し伸べられるようなアイドルになりたいと思います。
大野 代樹