「ドラゴンボールは子どもの頃に全て見た」と語ったボローニャのFWリッカルド・オルソリーニ(C)Getty images

【欧州・海外サッカーニュース】「DRAGON BALL」の作者として欧米でも人気の漫画家、鳥山明さんの訃報を受け、イタリアのセリエAではミランやカリアリなどが公式SNS上で追悼のメッセージを発信した。『DAZN（ダゾーン）イタリア』はボローニャFWリッカルド・オルソリーニの“ドラゴンボール愛”を紹介している。 【動画】"クリリン"ことボローニャDFデ・シルヴェストリのヘッド弾！

セリエAでプレーする選手たちの間でも大人気のアニメ「DRAGON BALL（ドラゴンボール）」。原作者である鳥山明さんの急逝の一報は、イタリアでも大きく報じられた。イタリアの3大スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』、『Corriere dello Sport』、『Tuttosport』も相次いで取り上げたほか、セリエAのクラブも哀悼の意を表している。 カリアリは、日本時間9日に予定されているセリエA第28節カリアリ対サレルニターナ戦の招集リストをドラゴンボール風のオマージュでSNSに投稿。ミランは、ラファエウ・レオンとテオ・エルナンデスによる“ドラゴンボールゴールパフォーマンス”の画像をアレンジして追悼メッセージを綴った。 過去には、ミラン時代のフランク・ケシエとハカン・チャルハノールや、ユヴェントスのドゥシャン・ヴラホヴィッチとフェデリコ・ガッティらも同様のゴールパフォーマンスを行うなど、セリエAの選手の間でも人気の「ドラゴンボール」。『DAZN（ダゾーン）イタリア』は、インスタグラム上に「ドラゴンボールの父トリヤマ・アキラ先生がこの世を去った。リッカルド・オルソリーニやわれわれを含む数百万人の若者の幼少期を特別なものにしてくれてありがとう」と綴り、ボローニャの元イタリア代表FWのインタビュー動画を添えた。

オルソリーニの“ドラゴンボール愛”

2019-20シーズンから2年間にわたって冨安健洋の同僚でもあったオルソリーニは、『ダゾーン・イタリア』の特番「Lost In The Weekend」のエピソード10に出演した際に“ドラゴンボール愛”を語っている。 番組で用意されたドラゴンボールを模した7つの球を目にしたボローニャFWは「すごいね！」と喜びつつ、「もう少し大きかったんじゃないかな。子どもの頃、『ドラゴンボール』は全て見た。くまなく見たよ」と述べ、マニアックな一面をのぞかせた。 またオルソリーニは、ドラゴンボールとボローニャを掛け合わせて「Dragon Bolo（ドラゴンボーロ）」と称し、ボローニャの選手を登場人物に例える企画にもコメントした。 「ドラゴンボーロって最高に気に入ったよ！　僕が悟空。それからロッロ（ロレンツォ・デ・シルヴェストリ）は必然的にクリリンだ。見た目がね…」と語ると、昨年10月のフロジノーネ戦でゴールを挙げたデ・シルヴェストリの坊主頭を撫でるゴールパフォーマンスを振り返った。 「あれは彼から頼まれたんだよ。それで撫でたんだ。そう、ゴールパフォーマンスの最中に『僕の頭を撫でてくれ』って言うんだ。だから僕は『それじゃあ』って、アラジンの魔法のランプをこするような感じにね」 続いてオルソリーニは、悟飯風に描かれたアレクシス・サレマーカーズの姿を見るなり「アレクシスを見てくれよ」と爆笑。「好きだけどね」とコメントした。 このほか、シュテファン・ポッシュがピッコロ、ルイス・ファーガソンがベジータ、カスパー・K・カールソンがトランクス、ウカシュ・スコルプスキが餃子（チャオズ）、ハラランポス・リコヤニスがヤムチャ、ジョシュア・ザークツィーがウーブとして描かれている。 さらにアニメのように7つのドラゴンボールを前に願いを大きな声で唱えるように求められると、「それはダメだ。大きな声で願いを言うと叶わなくなるよ」とジンクスを気にして躊躇。「神龍（シェンロン）？　もちろんそうだけど…」と語ると、代わりに「ドラゴンボールにちなんだことをやってみよう」と持ちかけ、「かめはめ波」ポーズを決めて番組を締めくくった。