バイエルンのCL決勝進出は確定? ドイツメディアが注目するトゥヘルの不敗神話
準決勝では無類の勝負強さ
8日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはレアル・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグに臨む。 カットインから左足一閃 準決勝1stレグでのサネのゴール ホームのミュンヘンで行われた1stレグが2-2の引き分けに終わったため、バイエルンは決勝進出に向けて勝利が必要という状況で敵地マドリードに乗り込むこととなった。状況はバイエルンにとって少々不利なものに見える。トーマス・トゥヘル監督も7日に行われた前日記者会見の中で、サンチャゴ・ベルナベウでの2ndレグが難しいゲームになると予想している。 「我々はレアルとの試合でもチャンスを作り出すことはできるだろう。ただし、ベルナベウは勝利を収めるのが最も難しい場所の一つだ」 そうした中、ドイツ紙『Bild』はトゥヘル監督にまつわるデータに注目している。同紙によると、トゥヘル監督はこれまでの監督としてのキャリアの中でトーナメント形式の大会では11回準決勝に進出し、その全てで決勝進出を果たしているという。 チャンピオンズリーグの舞台に限ってみても、パリ・サンジェルマンを指揮していた2019-20シーズンはリスボンでの集中開催で1試合のみ行われた準決勝ライプツィヒ戦は3-0で快勝、その翌シーズンにはチェルシーを率いてレアルとの準決勝に臨み、2戦合計3-1で決勝に駒を進めている。ファイナル進出がかかる勝負所では滅法強いというのがトゥヘル監督の特長のようだ。 「我々はこれから準決勝に臨むが、準決勝は楽しむためのものではなく決勝に行くためのものだ。我々はウェンブリー行きをめざして戦うんだ」と選手達に話して奮起を促したことも会見で明かしていたトゥヘル監督。果たしてバイエルンを決勝に導き、不敗神話を継続することができるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部