【MLB】FAのフアン・ソトは7億ドルの超大型契約を希望か 「すでに11球団が興味を示している」と米報道
ワールドシリーズが終了してオフシーズンがスタートし、FA市場の最大の目玉であるフアン・ソト(今季ヤンキース)が早くも大きな注目を集めている。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ワールドシリーズ終了後、8チームがソト陣営に接触。ワールドシリーズ終了から一夜明け、その数はすでに11チームまで増えているという。しかし、この11チームすべてがソトの希望条件を満たすことができるかどうかは不透明だ。ヘイマン記者によると、ソト争奪戦は7億ドル前後の攻防になると見込まれているようだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 7億ドルという金額は、昨オフに大谷翔平がドジャースと結んだ「10年7億ドル」と一致する。ただし、大谷の契約は大部分が後払いとなっているため、契約時点での現在価値は10年4億6000万ドルほど。ヘイマン記者によると、ソトは大谷のような大規模な後払いを含む契約を結ぶつもりはなく、現在価値として7億ドルに近い規模の契約を望んでいるという。 現在26歳のソトは今季ヤンキースで157試合に出場し、打率.288、41本塁打、109打点、7盗塁、129四球、出塁率.419、OPS.988を記録。四球は4年連続で120を超え、その結果として4年連続で出塁率4割以上をマークしている。また、今季の41本塁打は自己最多。自身3度目のポストシーズンでも打率.327、4本塁打、出塁率.469、OPS1.102と存在感を発揮した。 ヤンキースはソトの引き留めに全力を尽くすとみられており、ソト自身も「ヤンキースというチームやニューヨークの街には満足している」とコメント。しかし、その一方で「どのチームにも等しくチャンスがある。最終的には相手が何を提示し、どれくらい僕を欲しがってくれているかを見極めることになる。どのチームが優位とかそういうことは言いたくない」とも語り、現時点でヤンキースがアドバンテージを持っていることを否定した。 ソト獲得には大金が必要になるため、ヤンキースのライバルとしてメッツとドジャースの2チームが挙げられている。また、ヘイマン記者はジャイアンツ、ブルージェイズ、レッドソックスの3チームも対抗馬に挙げており、「驚くべきことに、すでに2つの小規模市場チームも動いている」と付け加えた。 ソトは26歳の誕生日を迎えたばかりであり、仮に40歳まで年平均5000万ドルの14年契約を結ぶと、その総額は7億ドルとなる。ソトには若さという武器があり、7億ドルは決して非現実的な希望金額ではないのだ。果たしてソトに7億ドルをオファーするチームは現れるのだろうか。