一度は中止の女子版ACLプレ大会決勝、やっぱり実施へ…三菱重工浦和が出場、5月10~12日頃に駒場開催検討
WEリーグの高田春奈チェアは24日に行われたWEリーグ理事会後にオンライン会見を行い、中止が発表された女子のアジア・クラブ選手権決勝が、再度開催の方向で最終調整されていることを明かした。時期と開催場所は正式決定していないが、5月10~12日頃に、浦和駒場スタジアムでの実施を候補として検討が進められている。 「女子版ACL」のプレ大会の決勝は当初、三菱重工浦和と仁川現代製鉄が5月中旬に対戦予定だったが、アジアサッカー連盟(AFC)が3月下旬に決勝戦中止の通達を日本協会(JFA)に対して突然行った。 その後、WEリーグ、JFA、三菱重工浦和に加え、韓国サッカー協会、仁川現代製鉄もAFCに対して、再考を訴えたほか、浦和サポーターも抗議を行った。AFCからは、大会参加やホスト国となる意志について日本側に問い合わせがあり、日本側は考えを伝えた。そしてこの日、開催を承認するとAFCから日本側に連絡が入った。 いったんは中止になった理由について、WEリーグによると「男子のACLの決勝のところで(当初は開催が)予定されていたが、スポンサーとの合意になっておらず、中止になった」とAFCから説明を受けたという。 高田チェアは「私たちとしてもアジアの女子サッカーのプレゼンスを高める、発展をしていくということにおいて、この大会を非常に重要視していました。このような流れができたことは大変嬉しい」と話した。
報知新聞社