定期試験は90点なのに通知表は「2」だった…実力はあるのに内申が悪い子の2つの共通点
■提出物の期限はたった1日過ぎてもアウト ここでは、内申が悪い子のエピソードを交えながら、内申が下がるポイントを紹介していきます。 まず、「提出物の期限が守れていない」場合には、「主体的に学習に取り組む態度」の項目の評価が下がります。たった1日でも過ぎたら、アウトだと思ってください。 また、何時と指定がある場合には、指定の時間までに提出するようにしましょう。 たとえば、朝の会の数学係が学校のワークを集める場合は、その日の夕方に出しただけでも、提出物においては減点の対象です。 中学時代の友人にT君がいました。T君は、常に学校の上位10%以内に入る成績優秀者でした。 しかし、そんなT君でしたが、中2のとき、夏休みの読書感想文を未提出のまま、2学期の終業式を迎えました。 すると、定期テストでは90点以上をとっていたのにもかかわらず、国語の通知表は「2」だったのです。 本人の中では、それほどの失点ではないと思っていたのかもしれませんが、それくらい提出物を出さないことは減点対象になるのです。 とくに実技教科は、定期テストがないケースもあり、そのような場合には作品がテストの代わりとなります。 未提出の場合には、ある意味でそのテストは0点扱いとなります。注意が必要です。 ■どんなに得意な科目でも「2」になることも また、私が中学生当時の同級生にI君がいました。 そのI君は、社会が非常に得意でした。定期テストは毎回、90点以上をキープ。 しかし、I君は、授業中にうるさかったため、いつも社会の通知表は「2」でした(実際に社会の先生から、「I君はうるさいから、通知表は2ね」と言われている場面を見たことがあります)。 本来、I君のテストの点数からすると、授業態度が悪くなければ「5」がつくのが普通です。とてももったいないことだと言わざるを得ません。 以上、ここでは私の同級生を2人紹介しました。 彼らの例からもわかるように、たとえ定期テストで90点以上をとっても、提出物や授業態度によっては、このように「5」がつかないこともあるのです。 なお、図表2に「内申が悪い子の共通項」をまとめました。 ここにあげたようなことをしてしまうと、せっかく努力をしてテストでいい点をとっても、ムダになってしまうことにもなりかねません。 裏を返せば、ここに書いてあることの逆のことをすれば、内申アップにつながるということです。 ぜひ、参考にしてみてください。