つがる市縄文遺跡PRキャラ、漫画「ふらいんぐうぃっち」作者・石塚千尋さんデザイン 20日から名前募集
青森県つがる市は、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である同市の亀ケ岡石器時代遺跡と田小屋野貝塚をPRするキャラクター2体を作成した。かわいらしいキツネをモチーフに両遺跡の特徴をデザインし、将来を担う若い世代にも縄文に興味を持ってもらいたい考え。2体の名前を20日から12月15日まで募集する。 市制施行20周年記念事業の一環。弘前市を舞台にした漫画「ふらいんぐうぃっち」の作者で、県内在住の漫画家・石塚千尋さんがデザインを担当した。つがる市教育委員会文化財課によると、両遺跡から骨が見つかっているキツネは縄文時代を代表する動物の一つ。この骨をより代とした精霊の使いをPR役にする設定で、姉と弟のきょうだい2体を作成した。 姉は田小屋野貝塚のキャラで、円筒下層式土器の文様をした衣装を着て三日月形のベンケイガイのアクセサリーをしている。弟の亀ケ岡石器時代遺跡のキャラは、亀ケ岡式土器の文様をした衣装をまといヒスイのネックレスを着けている。 応募は市ホームページの応募フォームから行う。市生涯学習交流センター・松の館の応募コーナーからも可能。市による1次選考で作品を5~10点程度選んだ後、市内の児童・生徒の投票で決める。結果発表は市制施行20周年記念日の来年2月11日。 同課の小林和樹学芸員は「2体とも縄文遺跡のPRを担うことになる。若い方々も関心を持って応募してもらえたら」と呼びかけている。