万博会場は大型荷物預かり料“1万円” 「誰が使うん!?」 頼りの駅コインロッカーは不足気味…”手ぶら観光”の新サービスも登場
開幕まであと4カ月となった大阪・関西万博。来場者数は1日最大22万人余りと予想されていますが、持ち込まれる大型荷物について会場での預かり料を1万円とする案が浮上しています。 【動画で見る】「誰が使うん!?」 万博会場は大型荷物預かり料“1万円” ”手ぶら観光”の新サービスも登場 となると、気になるのが周辺のコインロッカーの存在ですが、現状足りているのでしょうか?
■万博会場内は大型荷物の持ち込み禁止 預かり料は「1つ1万円」
大阪・関西万博では、200個ほどの荷物預かりサービスを予定していますが、その値段が1つ1万円です。街の人は… 「1万円ですか!誰が使うんですか?」 やはり高いと思う声が聞かれましたが、この値段設定にはある理由があります。 会場内は大型荷物の持ち込みは禁止されていて、高額設定することで、スーツケースなどの携えての来場を抑止する狙いがあるそうです。 そうなると、需要が増えると見込まれるのが、周辺のコインロッカーです。
■周辺のコインロッカー不足が課題に
大阪メトロは、万博が開催される半年前から対策を取っていました。東梅田駅ではインバウンドの増加や来年の大阪関西万博に向けて、今年10月にコインロッカーを増設しました。 (大阪メトロ担当者)「従来187口あったものを415口まで増やした。数にして220%」 しかし2倍以上に増やしたものの、まだ足りていないそうです。 (大阪メトロ担当者)「増やしたら増やした分だけご利用があがっているというのが今の現状。我々もどのくらいの数を準備するのが正しいのか常々悩むところ」
鉄道各社に取材をしたところ、大阪・梅田駅エリアの大型コインロッカーの数は約900個しかありません。 (2人組)「(Q.スムーズに見つかった?)いや…」「手こずったかな」「1回あっちまで行って、ないかもってなって調べて、やっぱりこっちしかないかもってなって戻ってきた」
■駅ロッカーからホテルへの配送サービス開始へ
大阪メトロでは、万博に向け新たなサービスを始めます。それが、宿泊ホテルへの荷物配送サービスです。 ロッカーに荷物を入れるのはこれまでと同じ。あとはタッチパネルで「ホテルに送る」を選択し、ICカードで決済すれば宿泊ホテルへ荷物が届くということです。大阪市内の約160カ所のホテルが対象です。 (大阪メトロ担当者)「会場でキャリーバッグを持っていたために入場できず、もう一度戻って探してください。こういう環境を我々望んではいませんので、できる限りのことをやっていきたいと考えています」 (『newsおかえり』2024年12月6日放送分より)