中国で「バリケード」の注文が急増している…!深刻な経済不況に陥った中国で、2025年に頻発が予想される「労働争議」のヤバすぎる実態
警官もデモ行進…!「労働争議」が頻発する兆候
財政政策に対する期待は依然として高いが、筆者は「習近平国家主席が弱者の救済に冷淡であるため、中国政府は今後も大規模な景気刺激策を実施しない」と考えている。このため、中国経済は来年以降も低迷を続ける可能性が高く、社会の混乱は激しさを増すばかりだろう。 気がかりなのは、中国で賃金未払いと人員削減の嵐が吹き荒れていることだ。 台湾メデイア「Newtalk」は11月23日、「中国全土で賃金未払いに対する労働者の集団抗議活動が発生している」と報じた。賃金の未払いは民間部門ばかりではなく、公的部門にも広がっているという。 各地で「給料を払え」と怒る声が響き渡り、河南省では現場監督が給料未払いを理由に労働者に殺害されるという痛ましい事件も起きている。治安維持を司る警官までも抗議デモに参加するという有様だ。
SNSにあふれる「不穏な名前」
民意を失ったシリアのアサド政権が8日に突如崩壊したことを受けて、中国のSNS上では「次は中国の番だ。Xデーはそう遠くない」と期待する声が高まっている。 「中国で直ちに政変が起きる」と断言するつもりはないが、中国の政治社会の動向について今後も細心の注意を払うべきだろう。 さらに連載記事『習近平よ、もう限界だ…!中国の若者に広がる「マクドナルド結婚式」の悲惨と「デフレ旅行」も規制されて爆発寸前!経済転落がもたらす現実のヤバすぎる実態』でも、中国経済の深刻な状況について詳しく紹介しているので、参考としてほしい。
藤 和彦(経済産業研究所コンサルティングフェロー)
【関連記事】
- 【つづきを読む】習近平よ、もう限界だ…!中国の若者に広がる「マクドナルド結婚式」の悲惨と「デフレ旅行」も規制されて爆発寸前!経済転落がもたらす現実のヤバすぎる実態
- 中国で「牛乳の消費量」が激減している…!「没落する中国」を見限る「投資移民」の富裕層たちが、いま最も不動産を買っている「意外な国」の名前
- 習近平、打つ手なし…!中国製EVが「バカ売れ」するウラで、中国で「EV墓場」が大問題になっていた!
- 習近平、もう手遅れだ…中国19億人の“ケチケチ旅行”が映し出したデフレ経済「悪夢の真相」
- 「上海ガニ下落」と「上海バブル崩壊」で中国経済の苦境があらわに…!いま指摘されている「習近平に権限集中」の巨大リスク