【兵庫県 2023年版】 冬の絶景・風物詩10選 光り輝く異国情緒あふれる街並み
◆ぼたん鍋
「ぼたん鍋」は、猪肉を地元野菜と一緒に味噌や出汁などで煮込んで作る鍋料理。丹波篠山発祥の郷土料理で、日本の元祖ジビエ料理ともいわれている。 もともと丹波地方では縄文時代から猪肉を食べていたとされ、明治時代にぼたん鍋が誕生。縄文時代から続く長い歴史を持つことから、2022年3月には文化庁の「100年フード」にも選ばれている。 丹波の山の恵みによって育った猪は、四季の寒暖差で身が引き締まり、ほどよい甘みと脂肪がある良質な肉質が特徴だ。兵庫県では11月15日から3月末ごろまで、イノシシ猟の解禁期間。それにともない11月後半ごろから市内の料理店などで提供が開始される。 シーズン:11月15日~3月末ごろ ぼたん鍋(ぼたんなべ) 所在地 兵庫県丹波篠山市
◆篠山城跡 大書院
篠山城は、日本100名城のひとつで、慶長14年(1609)に徳川家康の命によって築城された城。大書院は篠山城と同時に建てられ、一度は焼失したが、篠山市民の熱い願いと尊い寄付によって再建された。 春の桜や夏の新緑とのコントラストも美しいが、冬の景色も見事。辺り一面が真っ白に雪化粧した様子は圧巻だ。 篠山城跡 大書院(ささやまじょうあと おおしょいん) 所在地 兵庫県丹波篠山市北新町2-3
◆別宮の棚田
鉢伏山の中腹、標高約700メートルの位置に、約130枚もの田んぼが広がる別宮の棚田。 兵庫県の最高峰、氷ノ山(ひょうのせん)を正面に望む景勝地で、日本の原風景が楽しめる。四季折々の景観が魅力で、雪化粧が施された棚田は息をのむ美しさだ。 別宮の棚田(べっくうのたなだ) 所在地 兵庫県養父市別宮
◆玄武洞
160万年前の火山活動によって生まれた玄武洞は、みごとな柱状節理で知られる、国の天然記念物。世界で最初に地磁気の逆転が発見された場所でもある。 無数の六角形の玄武岩が規則正しく積み上げられた景観は不思議な美しさで、冬は雪の白さと相まって崇高な光景が広がる。 玄武洞(げんぶどう) 所在地 兵庫県豊岡市赤石