米津玄師「ひとえに原作のファン」と絶賛! 1月放送アニメの最注目株『メダリスト』の圧倒的な魅力とは?
2020年7月よりアフタヌーン誌上で連載が開始されたフィギュアスケートを題材に描かれた作品『メダリスト』(つるまいかだ)。待望のアニメ放送開始日が2025年1月4日と迫っている。 『メダリスト』結束いのり、『BLUE GIANT EXPLORER』宮本大……マガデミー賞2022ノミネートキャラ アイスダンスで全日本選手権出場経験を持つ明浦路司(あけうらじつかさ)と、小学5年生で未経験ながらフィギュアスケートへの憧れを捨てきれず、挑戦したいと願う少女、結束いのり(ゆいつかいのり)。偶然出会った2人の人生が交錯し、唯一無二のバディとなる物語だ。 ▪️しのぎを削る氷上の世界で戦う覚悟はあるか 日本のフィギュアスケートのレベルは非常に高く、特に近年の女子は国際大会で表彰台を独占することも決して珍しくはない程だ。プロを目指すには5歳から始めないと遅いと言われる厳しい世界。結束いのりは小学5年生の11歳。才能もあり努力家だった姉も中学に上がる前にフィギュアスケートを辞めることになり、妹のいのりは自分もフィギュアスケートをやりたいという強い気持ちを抱きつつも親にそのことを打ち明けられずにいた。 「今更始めても遅い」「自分が努力しても無駄」といった自分をネガティブに引っ張る声に支配されていたいのりをフィギュアスケートの世界に引っ張り上げた人間が明浦路司だ。 自身もフィギュアスケートに憧れを持ちつつも、司も実際に競技を始めたのは中学生になってからと遅いスタートだった。似た境遇を持ついのりに想いを重ねる部分もあったのだろう。何よりフィギュアスケートへの狂気すら感じる凄まじい情熱を受けて、いのりの「金メダリストになりたい」という夢を本気で叶える為に司はコーチとなることを決意する。 信頼できる師を得たいのりとコーチとして新たなステップを踏み始めた司のバディが群雄割拠の女子フィギュアスケート界に果敢に挑む姿が本作品の見所だ。15歳ほど歳が離れているいのりに対して、「いのりさん」と1人の人間として対等に接する姿や、いのりに対して大人の顔色を伺うのではなく自分自身で選択をする経験を積ませようとする司の姿勢も注目して欲しいポイントだ。 2025年1月22日には公式ファンブックの発売も決定し、大きな反響を呼んでいる。作品世界をより楽しむ為に手に入れておきたいところだ。 ▪️豪華作家陣によるアニメ化記念イラストも続々公開 また、アニメ化にあたって『メダリスト』が連載されている月刊アフタヌーンの人気連載作品の先生方を始め、豪華作家陣によるアニメ化応援イラストが順次公開されている。『ブルーピリオド』の山口つばさや『スキップとローファー』の高松美咲など、アニメ公開までのワクワク感をさらに倍増させてくれる嬉しい展開だ。 さらにオープニング主題歌が米津玄師による「BOW AND ARROW」に決定するというビッグニュースも世間を賑わせている。原作のファンでもある米津玄師自ら打診をしたことでも話題をさらっている。 稀代のアーティストが全人類に勧めたい作品という、その事実だけでも『メダリスト』という漫画に興味を持つ人は大勢いることだろう。アニメ化という大きなムーブメントに乗って、多くの方に手に取ってもらいたい。 何かを始めたいけれど、今から始めてももう遅いのでは、きっと無理だ。そんな思いを抱えている人にこそ、ぜひ本作を手に取って欲しい。絶えることのない情熱と、支え共に歩んでくれる人がいればどこまでも進んでいける。推進力と一步踏み出す勇気を本作品からは感じ取ることができるだろう。そしてアニメで氷上で躍動するいのり達若きフィギュアスケーター達の姿を目に焼き付けて欲しい。
もり氏