デフリンピックのメダルは「折り鶴」 開幕まで1年でデザイン発表、3案から投票で決定
東京都などで来年11月に開催される聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」で選手に贈られるメダルのデザインが15日、東京都江東区で開かれた開幕1年前イベントでお披露目された。「みんなで羽ばたく」をコンセプトに、選手の活躍を願った折り鶴が描かれており、リボンには江戸時代に好まれたとされる濃い青色の「藍鉄色」が採用された。 富士山や橋を描いた「ミライへの懸け橋」、桜の花の形の穴あき加工を施した「未来へ花咲くサクラ」の3案から、全国8万543人の小中高生らの投票で決まった。卓球でデフリンピック4大会連続出場中の亀沢理穂(住友電設)は「日本らしいデザイン。私たち選手もたくさん取れるよう、頑張っていきたい」と決意を示した。 「ろう者の五輪」とも呼ばれるデフリンピックの日本開催は、夏季では25回目となる今回が初めて。来年11月15~26日に21競技が行われ、70~80カ国・地域から選手約3千人の参加が見込まれている。