【バドミントン全英オープン】山口茜が決勝進出。「フィジカル的に80分やり通せたのはすごく自信になりました」
3月16日に開催されたBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。女子シングルス準決勝でアン・セヨン(韓国)に2-1で勝利した山口茜のコメントを紹介する。 ――タフな試合に勝つことができて 山口 フィジカル的に、80分やり通せたのはすごく自信になりました。クオリティ的にも、最後まで落とさずにやれたのかなと思います。最初からのクオリティが、昨日までとは違う感じが自分の中にあるので、それが出せたのがよかったです。 ――昨日に比べてクオリティが上がった? 山口 そうですね。昨日まではラリーをしながら“自分から、自分から”という面がありました。先週の対戦も踏まえて、今日はどちらかといえば“もう何もしないで行こう”みたいな気持ちで入ったので、それでリラックスしていけたと思います。あまりねらいすぎず、自分がやれることにつながったのかなと思います。 ――今日はネット前のショットがよかった 山口 “入れよう、入れよう”というより、“もう入れるしかない”という感じでした。ねらっていない分、“入れ”という感じだったことが、いい球になったのかなと思います。 ――ファイナルゲームは最後まで集中力を保つことができた 山口 2ゲーム目は、取っても取られても長いラリーでやれていました。アン・セヨン選手はずっと試合を続けてきて、決勝まで行っているので、常に万全な状態ではないと思う。自分がどれだけフィジカルで勝負できるかというところで、2ゲーム目は取られましたけど、1本1本長くやり続けられたのがファイナルゲームになってから効いてきたかなと思います。ファイナルゲームは自分がそんなにキツいっていうのはなくて。“返す、返す”と思っていました。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO